入れ替わって犯されて

まえがき
幼馴染と入れ替わった男子(体はJK)がレイ〇されるお話。救いはない。

※実際のレイプは重大犯罪です。絶対にやめましょう。フィクションを理解する方のみお読みください。

ここまでのあらすじ
 孝則(たかのり)は、剣道バカの高校生。頭の中は剣道7割エロ3割。明るいお調子者でクラスでの人気もまずまず。小学校からの腐れ縁のあかりとの関係は1歩進んでは3歩下がる有様。ある日、校舎の階段から足を踏み外したあかりをかばってともに落下。入れ替わってしまう。慣れない女体での生活、変わる人間関係、家族関係、迫りくる問題を二人で解決していくうち、その距離は近づいていく。
 ※以下、入れ替わった状態は心の名で表現します。これ以降出てくる孝則は「量産品の制服からも、体の線がくっきり浮かび上がるメリハリボディ、つややかな黒髪を肩の長さで切りそろえ、飛び切りの美人!というわけではないが、おとなしくしているとかわいいといわれる顔」な女子高生の身体を持った孝則です。
 
その日、孝則は帰宅を急いでいた。文化祭の準備で遅くなってしまったからだ。あかりの家庭は共働きなので、夜ご飯は自分の役割だ。弟の健太郎はまだ小学2年生。今頃家でおなかをすかせているに違いない。
(それにしても)
 走りながら独り言ちる。この俺が料理とは。入れ替わる前は料理なんて家庭科の授業でしかしなかったのに、あかりになってからはほぼ毎日料理している。最初は面倒くさかったが、やってみると意外と楽しく、また、料理の技術はあかりの身体が覚えていたため、あまり苦労せず上達した。(もちろんあかりの特訓もあったが)
 駅の階段を駆け下り、駐輪場に向かう。公園をつっ切れば家まで自転車で20分ほどだ。入れ替わった当初は、自転車に乗ったらパンチラ全開でえらい怒られたが、今では慣れたものである。
 同級生のあかりと入れ替わって半年。孝則は急速にあかりの体になじんでいた。
 スカートにも慣れた。孝則はスパッツを下に履きたがったが、あかりは可愛くないといって却下された。(キュア〇ラックみたいで可愛いと思ったのに)しかしあまりにも孝則がパンチラするので、あかりも妥協し、スカートの下にインナーを履くことを許可してくれた。
短パンタイプのインナーを履いていれば気は楽だった。スカートがひらひらするのは多少気になるが、下着が見えて恥ずかしい思いをすることもない。半年もすると、自然と下着が見えないようにする仕草ができるようになった。
 駐輪場についた。赤い自転車を引っ張り出すと、スカートを敷くようにサドルに座る。
「スカートはなるべく短く。しかしショーツは見えないように。ショーツの上に何か履くのは無粋」
 別に女子に詳しくはないが、あかりとその周りの女子の価値観はだいぶ独特だと思う。なんだその男に都合のいい設定。でも、お互いなるべく「普段」「いつも」を崩さない。という協定の元、文句を言いつつもあかりの望む「あかり」を孝則は律儀に演じていた。
秋分の日も近くなると、夜になるのも早くなる。1月前は7時でも明るかったのに、同じ時間帯でもだいぶ暗い。ヘッドライトの重さを足に感じながら、変質者出没注意の看板を通り過ぎ、公園に入る。普段はジョギングやウォーキング、犬の散歩をする人がいるが、夕飯時の公園に人通りはなかった。それでも、この前学校で見せられた交通安全のビデオが頭をよぎり、用心のため自転車の速度を落として漕いだ。
それが間違いのもとだった。
「きゃぁ!」
 順調に漕いでいたペダルがいきなり重くなったかと思うと。自転車ごと倒れた。右半身から投げ出され。頬と腿をしたたか擦りむいた。
「なに!」
 とっさに上半身を起こして振り向くと、ぼんやりとした街灯に照らされた男が立っていた。帽子とマスクのせいで表情をうかがい知ることはできない。
 とっさにこの男に自転車の荷台をつかまれて倒されたのだと理解した。ゆっくり走っていたのが仇になったのだ。
「…っ!」
 悲鳴を上げようとしたが、それよりも早く男が動いた。離れようとするより早く、手を掴まれた。掴まれた右手から腕までぶわっと鳥肌が立つ。じっとりとした粘性の視線を感じた。手を振りほどこうとしたが、無駄だった。がっちりと掴まれた手はビクともしない。
(手が、全然…こんな!)
 こんな男、本来の自分の身体であれば何でもない。とっくにぼこぼこにしている。孝則は自分が非力な17の小娘であることを再認識した。頭の中はパニックだ。
 「誰か助っ!」
叫ぼうとした瞬間、男の左手が首に掛かった。そのままぎりぎりと締め付けられ、呼吸が止まる。抵抗しようと手足をばたつかせるが全くの無力で、体はゆっくり茂みの方へ連れていかれた。ローファーが地面に擦れてずりずりと音を立てる。
「やめっ!やめてっ!」
絞りだした哀訴はしかし、のどに張り付いたようでうまく声にならなかった。投げ込むようにして茂みに連れ込まれた。
完全に人目につかないところに連れ込まれてしまった。絶望と恐怖で足から力が抜ける。男がのしかかってきた。バランスを崩し芝生の上に倒れ、背中を打った。
 倒れた体の上に、男が馬乗りになった。マスクと帽子の隙間から見える両眼は奥まで真っ黒であり、水族館で見たサメを思い出した。
 「やだっ!やめて!やめて!!」
 ありったけの力を込めて必死にあらがった。心が恐怖で塗りつぶされそうだ。思うように声が出ない。恐怖に心が折れたら動けなくなる。孝則は無我夢中だった。
(この体は…あかりのだ!俺のじゃないんだ!)
 使命感が一時的に恐怖心を凌駕した。めちゃくちゃに動かした右手が男の左目をとらえた。ぐしゃりと嫌な感触があり、一瞬男がひるんだ。体の上の負荷が減る。チャンスだ。体をひねって抜け出そうとした時—
 パン!
 破裂音に似た音が響き、同時に右ほほがかあっと熱くなった。平手打ちされた。そう認識すると同時に、返す手で左ほほを叩かれた。口の中に鉄の味が広がった。
「おとなしくしろ。殺すぞ。」
 低い声で男が言った。一気に体から力が抜けた。震えが止まらない。心が恐怖に折れてしまった。
「そうだ。静かにしてろ」
 男の声には勝ち誇った響きがあった。ねっとりと笑った。目でわかった。荒い息を吐きながら、髪の毛に鼻先を突っ込み、下品ににおいを嗅がれた。唾液でねとついた舌が耳からほほを舐め、制服の上から胸を強く揉みしだかれる。
 体を弄ばれるたびに、吐き気と強い嫌悪感が沸き起こるが、怖くて何もできない。孝則は固く目を閉じ、何も見ない、何も感じないように、ただじっと耐えた。

 制服の下に、男の両手が突っ込まれる。服をまくられ、ピンクのブラがずり下げられた。あかりは嫌がっていたが、ひそかに自慢だった形の良い巨乳が露わになる。ぎゅっと掴まれ、何度目かわからない悪寒が走った。音を立てて乳首を吸われ、乳輪をぬらぬらとした舌がはい回る。太ももに当たった男の下半身から感じる固く熱を持ったそれは、かつての自分がよく知るものであった。
「うっ…ううっ」
 思わず涙が出た。ごめん、あかり。きっとひどいことをされる。お前の処女、守れなかった。男なのに、任せろっていったのに。
 申し訳なさと惨めさで、孝則は泣いた。ごめん、ごめん、あかり、ごめん。ひたすら心の中であやまりながら。
「…」
 …男の手が止まっている。もしかして、良心が痛んだのか。一縷の望みをかけて、おそるおそる目を開けた。
「!」
 レンズと目が合った。なんと男は、スマホで撮影をしていた。制服をまくり上げられ、ずらされたブラジャーから露わになった胸を隠すこともできず、顔を背けて泣く女子高生の姿を。笑顔で、さも愉快そうに。
 孝則は、人の悪意の底知れなさに絶望した。こんな、こんな、吐き気を催す邪悪が、いともたやすく行われるなんて。
 男がスマホを芝生に置いたのを感じた。ベルトを外す音がする。もうどうにでもなれ。
孝則は捨て鉢になった。
 男が再び、孝則の巨乳にむしゃぶりついた。やがて、散々弄り倒され、執拗に刺激を与えられた乳首は、生理的な反応としてピンと立ち上がった。
 スカートの下に手が伸びた。すべすべとした健康的な足を、ふくらはぎから鼠径部まで遠慮なく撫でまわすと、いきなり短パンとショーツをずらし、指を突っ込んできた。
「っ!」
のどがひりついて声が出なかった。執拗に胸を愛撫されたため、膣には潤いがあった。もっと痛いものを想像していたが、スムーズに入ったことに驚いた。
「きっついな…処女か?ラッキーだな」
 嬉しそうに男が言った。信じられないものを見る目で男を見たが、男は意に介さなかった。
「俺のはでかいからよ。せめてほぐしてやるよ。」
 よくわからない優しさを発揮した男が、剥ぎ取るようにインナーごとショーツを脱がした。ブラとおそろいのピンクのショーツは、インナーごとぞんざいに投げ捨てられた。
「ひっ!」
 ヌルッとしたものが、孝則の秘部に触れた。男の舌が触れたのだった。そのまま嘗め回される。
「うん♡」
 執拗に嘗め回されると、男の舌がクリトリスをつついた。思わず漏れてしまった嬌声を、男は見逃さなかった。
「うっ♡ ふん♡」
 下唇を強く噛み必死に声を殺すが、呼吸とともに漏れ出る声を完全に消すことはできなかった。嬌声に興奮した男は、舌先をとがらせ、顔中を蜜で濡らした。
「入れて…」
「もう、入れて」
 このまま愛撫を続けられたら気持ちよくなってしまう。確信に似た思いがあった。怖かった。たとえ脳が心を守るために見せる幻影であったとしても、こんな行為で感じてしまう自分が怖かった。それで終わるなら。早く終わらせて欲しい。
「へへっ」
 孝則の悲壮な決意も、複雑な心境も一切介さない男が、見せびらかすように隆々と反り返った肉棒を誇示した。ズル剥けの亀頭はごつごつと赤黒く、肉幹には太い血管が浮き出ている。男が誇るように平均よりは大きいサイズであったが、すでに感情がマヒしていた孝明は何の感想もなかった。
「力を抜けよ」
 下腹に力を籠め、肉棒が押し込まれた。
「ひぁぁっぁぁぁっぁっぁあ!!」
 身体を裂かれたらこんな痛みがするだろうか。ミチミチと音を立てながら、繊細なひだ肉が、粘膜が、あかりの大切なものが無理やりこじ開けられていく。
(痛いぃ…)
 孝則は唇を噛んで耐えた。自分の反応は、どんな些細なものであっても男の喜びに代わってしまう。これ以上男には何も与えない。自分はただの人形。心のない人形。
 しかし、身体が防御のために起こす反応までは制御できない。あかりの身体は孝則の意思を無視して、膣を守るために粘液を吐き出す。そしてそれは悲しくも男の快感をまし、孝則にも…
(嘘だ…気持ち…いい)
 孝則は心を守るため、内に引きこもった。やがて男は終局を迎え、孝則の顔と制服にたまった欲望をかけると、そそくさと立ち去った。
 あとには、ボロボロになった孝則だけが残った。

あとがき
読んでいただきありがとうございました。途中何度も「これ面白いんか」と内なる自分に問われ難産でした。たまには救いのない話もいいよね!でも実際のレイプは重大犯罪かつ魂の殺人なので、絶対にやめましょう。フィクションとして楽しみましょう。
素晴らしい挿絵は松任知基様に描いていただきました。伏してお礼申し上げます。

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