堅物な美人教師に宿るスケベな男心(後編)

「今日の授業ですが~……皆さん毎日授業ばかり受けて疲れてるかもしれないので自習にします♪」

 七瀬 オレの鶴の一声で自習が始まる。いつもの厳しい七瀬らしくない発言に教室中が心なしか驚く様子も見られたが、それも最初だけ。普段は俺のことをエロ猿だとこき下ろしてる女子どもが俺の指示に素直に従う様ってのも良いもんだ。教師のいない自習の時にはトランプして遊んでる奴らなのになぁ。

 このまま後はトイレに戻って時間が終わるまでオナニーに耽ってもいいが、教師という偉い立場をもう少し噛み締めたい……ということで、自習している生徒の間を適当に歩き回る。七瀬の目があるからか、どいつもこいつも随分と集中してやがる。

 試しにわざとボールペンを落として音を立ててみても、誰もこっちを向かない。七瀬効果すげぇ……なんて思いながらボールペンを拾おうとしゃがみ込むと……おっ?

「(……へぇ〜良いねぇ♪)」

 脚が油断してる女どもの一部はパンツがチラりと見えちまってるなぁ。ほとんどは黒い見せパンばかりだが、中には色物もいて……にひひっ。こんなにパンツを露骨に見ても誰もが自習に集中していて怪しがる様子はない。信頼されてる真面目な教師って立場は最高だな♪

 それからも自習に集中する生徒の目を盗んでは、ブラウスの上から自分の乳を、スカートの上から尻を何度も擦って揉みしだいたりして楽しんでいたが、段々と股間が疼いて我慢ができなくなってきた。またイきたい気分だし、そろそろトイレに戻って身体をたっぷり弄りまわすとするかぁ。

「……ん?」

 今、教室のほぼ全員が自習に集中してる中で確かに感じた視線。それは一番後ろ、クラス人数の都合で二席だけしかない最後列の内の一席に座る男子から……あぁ、なんだ明彦か。アイツ随分と顔が赤いが……もしや俺が乳や尻をお触りしてたの見てやがったな? むっつりスケベ野郎め。

 にひっ、そうだ。ちょうどアイツの隣、最後列のもう一席は元々俺の席だから誰もいないし……悪友のよしみで少し良い思いでもさせてやるか♪

「……え? あの、先生どうしてそこに座って……」
「ふふっ、少し後ろから自習風景を観察してみようかなって思ったの♪」
「は、はあ……?」

 急に隣の席に座ってきた七瀬 オレに明らかに明彦は戸惑ってるようだ。思えば昼休みに鬼の形相で「放課後に職員室で」なんて言い放った教師が急にニコニコと隣に来たらビクつきもするか。

 でも、その割にはさっき自習そっちのけで七瀬の身体を見てたんだから、やっぱり明彦も俺の悪友なだけあって肝の据わったスケベだよなぁ。

「んぅっ……ふぅ~♡」

 わざと色っぽい声を出しながらグイっと大きくノビをして胸元を強調したり、机の上におっぱいを乗せてみたり。乳って机に乗せるとマジで楽なんだなぁ……なんて思っていると、当然のように隣から視線を感じる。ははっ、顔は机上の教科書に向けて視線だけチラチラこっちに動かしてるようだがバレバレだぜ友よ。お前が思うより女は視線に敏感なんだからなぁ。それにズボンのテントが見えてるっての♪

「高野くんどうかしたの? ペンが動いてないようだけど」
「あ、いや……しゅみ、すみません! 集中しますっ」
「もしかして~……昼休みに私があなた達に怒ったことでも気にしてるのかしら?」
「うっ、あの件はその、本当にすみません」

 申し訳なさそうに頭を下げる明彦。その顔の近くに身体を寄せて、耳元で奴にしか聞こえないようにソッと――

「……別に年頃なんだから、ああいうの見てオナりたくなっちゃうのは当たり前よね♪」
「へぁ!?」

 色っぽい吐息と共に発した七瀬の言葉に驚いた明彦の声が響き渡り、一部の生徒が何事かと一瞬こっちを振り向く。

「あら、高野くんが集中してなかったから注意しただけですよ。皆さんも集中して下さい!」

 適当に誤魔化し、生徒の視線が前に戻ったところで、再び明彦の耳に口元を近付ける。

「も~大きい声出しちゃだめでしょ? ちゃんと自習に集中しなきゃ」
「ひぅっ……は、はぇ……」

 もう一度耳元で囁くと、明彦はビクンと身体を震わせる。すぐ近くに迫る俺の……七瀬の吐息に、甘い香りに、そして腕に当てている乳の感触に明らかに気が動転しているようだ。からかうのって面白いな♪

「顔が赤いわね~……もしかして具合でも悪いの? だから自習を頑張れないのかしら?」
「そ、そんなことは……ただ、いつもと七瀬先生の雰囲気がその、何か違うので、戸惑ってるというか……」
「あらっ、私のせいだったの? ごめんなさいね♪ それなら~……お詫びとして、あなたが自習を頑張れるように少しお手伝いしてあげちゃおうかしら?」
「え、それってどういう……」

 戸惑う明彦をよそに、一旦俺は耳元の距離から離れ、自分の席に座り直す。一体何が始まるのかとこっちに視線を向ける明彦へと見せつけるように、まずは着ているブラウスのボタンに手をかけ――

「え……?」
「ふふっ、シ~っ……」

 一瞬、驚いた声を上げた明彦に向かって人差し指を自分の唇に当て、静かにするよう促す。まぁ真横に座る女教師が突然ブラウスのボタンを外し始めたら、むっつりの明彦が慌てるのも当然だ。俺だってこれが2回目なのに鼻の下が伸びちまうからなぁ♪

 よしっ、4つほど外して……すっかりはだけちまったが、ちゃんと襟元を開かないと明彦には見えづらいか?

「んしょっと♪」
「!?」

 ブラウスの襟元を左右にグイっと引っ張り、胸元を……ベージュのブラに包まれた生乳とその谷間を曝け出す。思わず頬が緩み、記憶の中の七瀬より口角が上がってる感覚を抱きながら、そのままのだらけきった笑みを明彦に向ける。

 でも奴の視線は七瀬 オレの歪な笑顔よりも、ただただおっぱいの方に、ブラに包まれた極上の谷間の方に向けられ続けている。へへっ、良い顔しやがって……お次は膝下丈のフレアスカートの裾に手を伸ばし、ピラっと捲り上げた状態のまま、脚を少しずつガニ股に開いていく。

「ふふっ♡」
「……っ」

 これで向こうから見れば上はブラウスの襟元を引っ張って谷間のブラを、下はスカートなのに脚を開いて、股間の破けたパンストと奥のショーツを見せびらかしたスケベ女教師の出来上がりってわけで……普段は堅そうな七瀬がこんなエロい着こなしで下着と谷間を見せつければ、案の定明彦の目は血走りまくっている。そんなに荒々しく呼吸してると前に座ってる奴らに感づかれるぞ~?

 俺は再度唇に人差し指を当て、落ち着くようにとジェスチャーする。まぁこんなエロい状態の女を前にしてるのに酷な話だが、まだまだこれで終わらせるつもりはない。次の、最後の仕上げのためのブツを用意するために俺の机を漁る。当然ながらどこに何が入ってるのかもバッチリわかってるわけで……おっ、ボールペン見っけ♪

 なおも息を呑んで俺を見つめる明彦の視線を感じる中、一旦前へと向き直る。そして捲り上げたフレアスカートの中へ手に持ったボールペンを忍ばせていき、その先の破けたパンストと濡れ濡れのショーツの合間をペン先で強引にこじ開け――

「んぁっ♡♡ んんっ」

 うぉっと……おまんこを弄っただけで少しエロい声が出ちまったが咳払いで誤魔化す。いちよう誰も振り返ってはないようだな。まぁ隣に座る明彦だけは、とんでもない顔になってるが。

 なおもなんとか声を押し殺しながら、もう片方の空いている手をはだけたブラウスの中へ、開いた襟元から、ブラの下に入れ込んでっと♪

「んっ……あっ♡♡」

 指先で弄る乳首が、ペン先で弄るクリが、身体中に快楽を流し込む。つい数十分前にも得た快楽だが、こんなの飽きるはずもない。

 それに今は、本来ならば真面目な授業中なのにバレないようにオナっているという緊張感と背徳感が、しかし一方でバレたところで人生が終わるのは俺ではなく七瀬で、七瀬の今後の教員人生が俺のさじ加減で決まってしまうという掌握感が、その全てがただのオナニーという行為に付加価値を大量に加えて、中毒性のあるヤバい薬のような快楽を全身にもたらしていく。

 極めつけは……秘密のオナニーではありながらも、ただ一人だけ視聴者がいるという状況も面白くて――

「んっ♡♡ ふふっ♡」

 あえて明彦の方に視線を向け、誘うような妖艶な笑みと切なげな吐息を漏らす。明彦はピクピクと身体が震え、少し苦しそうだ。こんなエロい女を前に、コイツは今オナることを許されないんだからなぁ。確かに極上の光景を見れてはいるが、こんなの生殺しみたいなもんだ。

 まぁでも明彦と違って、俺はこの身体で遠慮なくイかせてもらうんだけどなっ♡

「ぁ゛っっ♡♡♡」

 なんとか声だけは可能な限り押し殺しながらもジョワっと……股間のひときわ大きな火照りと、ヌメっとした感触。一瞬こっちを振り返った生徒もいたが、前の方の席からは俺の机の下の惨状までは見えなかったのか、すぐに向き直ったようで……ひひっ。どうやら七瀬の教員人生は俺の必死の頑張りで守られたみたいだ。まぁ潰れかけたのも俺のせいなんだが♪

 そのままボールペンをおまんこからサッと引き抜くと、ヌメったペン先と、自分の指を一瞬くっつけてソ〜っと離し……間で淫らな糸を引くソレを明彦に見せつけ、上気した火照った顔で満面の笑みを浮かべる。

「っっ……」

 明彦の顔、あの感じ……多分ズボンの下がやばいに違いない。エロい女教師の机の下の情事を一人だけ間近で見てたんだから仕方ない話だ。良い反応が見れて楽しかったぜ友よ♪

 さて……このボールペンどうすっかなぁ。せっかく七瀬がイくのに使ったボールペンなんだし、お宝として残しておくか……なんて思っているとチャイムが鳴る。楽しくて刺激的な授業時間が送れて大満足だったなぁ。トイレに行かずにこっちに残って正解だったぜ。

「ふぅ〜……皆さん、それじゃあ今日の自習は以上です♪」

 イった直後で色っぽい声になった気もするが特に変に怪しまれることもなく、すぐに教室内が6限終わりの帰り支度の喧騒に包まれる。ブラウスのボタンを留め直し、乱れたスカートをそこそこに整えると、サッと隣の明彦の耳に口元を近付けて――

「今日の放課後……別棟3階のいっちばん奥の空き教室に来てっ」
「え? 放課後は僕と雄介くんで職員室に行かなきゃいけないんじゃ」
「ふふっ、そんなことの前に~……もっと楽しいこと、しない?」
「たっ、楽しい、こと?」
「このあと先生と二人っきりで“保健の授業”をしようってことよ♪ このことは私とあなただけの秘密ね?」
「は、はひぃ……」

 すっかり情けない声を出す明彦を置いて教室の外へ出る。次は何をするか……それを今この瞬間に決め、その楽しみを想像し、濡れ濡れの股間がキュッと疼くのを感じながら――





「さて……」

 あっという間に時間は流れ、約束の空き教室のドアの前に立つ。ここは別棟の3階の奥にあり、放課後に誰かが来ることは極めて低い……というのは七瀬の記憶による情報だが、本当に随分ひっそりしている。

 左手首の時計に目を向けると、帰りのHR終了時刻からそこそこの時間が経過しているが……そっとドアの窓から中を覗くと、いかにもソワソワした様子の明彦がちょこんと椅子に座っているのが見える。

 というか……確かに記憶から口調こそ真似て七瀬を演じているとはいえ、あれだけいつもと雰囲気が違いすぎる姿を散々さらけ出したのに、少しくらい怪しむとかないのか? こんなこと、つい数時間前の七瀬と比べればどう考えてもおかしいのに……まぁ明彦も所詮は単純なムッツリ野郎だし、エロさの前では深く考えられない馬鹿になってるだけか。それにまさか親友の魂が女教師の身体に宿ってるだなんて思い至るはずもないし。

 まぁでも、アイツはいちようスケベで馬鹿な俺と唯一親友でいてくれた奴でもあるし……その礼も込めて、今から特上のお裾分けをしてやるとするか。アイツにとっては絶対に興奮するような“最高の準備”もしてきてやったし♪

「高野くん、お待たせしちゃってごめんなさいねっ」
「あ、先生! どう……も……」
「あら? そんなに目を丸くしてどうかしたの?」
「いや、その……なんで、せ、制服を……?」

 明らかに七瀬 オレの入室の瞬間以上に頬を赤くし、声を震わす明彦。その視線も随分と挙動不審なようで……まぁ20過ぎた女教師が学校の制服姿で来れば当然の反応だが♪

 視線を明彦から自分の身体に移すと、さっきまで着ていた水色のブラウスではなく、ライトピンクのブラウス。そして膨らんだ胸元のてっぺんには赤いリボンタイ、さらに下はグレーとピンクのチェック柄の膝上スカート……紛れもなく“うちの高校の女子生徒の夏服姿”だ。

「ふふっ、さっきトイレで着替えてきたんだけど似合ってる? 制服なんて高校以来だから5年ぶりかしら♪」
「着替えたって……その、えっと……」
「どうしたの〜? 高野くんってば顔が茹でダコみたいに赤いわよ?」
「あ、あの……サイズが合ってなくて。その、目のやり場が……」

 明らかに動揺してやがるなぁ。無理もないが。

 そもそも七瀬は身長は170センチ、乳はJカップ。尻は極上のたわわで脚もとんでもなく長い。こんな並の高校生からは程遠いとんでもスタイルの女が、うちの高校の……しかも“訳あって”およそ平均より少し小さめサイズの夏服を借りて強引に着れば、明らかにヤバい状態になるのは当然のことで。

 胸元はなんとか第三ボタンまでは止めているものの今にも弾け飛びそうな状態で、ボタンとボタンの隙間は見事に伸び開いてチラりとブラが見えちまってるし、パツパツ過ぎて爆乳の丸みを帯びたラインが浮き出まくってるし、スカートも大きな臀部が容赦なく突き出すような形になっていて……さっきトイレの鏡で見た時は、『サイズの合わない制服で必死にコスプレする女教師』にしか見えなかったしなぁ。

 でも同時にとんでもなくエロいのも事実なんだが……現に明彦は必死に股間を押さえてるみたいだし♪

「ふふっ、高野くんが喜んでくれたなら借りてきた甲斐があったわ」
「借りてきたって……職員室に予備とかが置いてあるんですか?」
「違うわよ~生徒から借りてきたに決まってるじゃない♪ 誰のだと思う? ヒントは〜……まず私はバレー部の顧問なので、これは練習中の部員の物をこっそり拝借しました♪」
「そ、それっていいんですか?」
「大丈夫よ。練習中は不審者が侵入しないように私が部室の鍵を預かってるから、ちゃんと時間内に返せば誰にもバレることはないし」

 俺の物言いに明らかに明彦は戸惑っているようだが……まあ何の悪びれもなく言い放ったけど、ただ「女子生徒の制服を勝手に盗んで着てきました」って犯罪を自白したみたいもんだからなぁ。おまけに真面目で部員思いの七瀬がこんな変態行為をしてるわけだし。

「まぁ細かいことは気にしないで誰の物か早く考えてよっ」
「そう言われてもバレー部員なんて沢山いますし……」
「そしたら他にヒントは〜……見ての通りブラウスのサイズがだいぶキツキツなんだけど、これは私より結構背が小さめの女の子から借りたの! でもおっぱいは中々大きい子なんだけどね♪」
「えぇ!? は、はぁ……」
「顔赤くしちゃって可愛いわねっ。それじゃあ最後に特大ヒント!」

 挙動不審の明彦に近寄り、ブラウス越しの乳を押し付けながら耳元に口を寄せ――

「これは……あなたの一番大好きな女の子の物よ♪」
「へぁ!?」

 ピクリと身体を震わせ、その驚いた視線はブラウスとスカートの間で目まぐるしく動き回っているようで。

「先生、僕の好きな人をどうして知って……」
「風のウワサで聞いたのよ♪ ということで〜……正解は青山優花さんの制服でした~♡」

 クルっとその場で一回転してみれば、パツパツのブラウスの胸元がおっぱいごと激しく震え、短いスカートがクルっと翻る。

「改めて青山さんの服は似合ってるかしら? さっきも言ったけどおっぱいがちょ~っとキツくて♡ 青山さんも巨乳だけど、私は爆乳だからね♪」
「は、はぇ……」

 その視線は、俺が薄桃色のブラウス越しに持ち上げたソレから離れないようで……なおも呆然とする明彦に、再びおっぱいを押し付けるように身体を寄せる。

「ほら、あなたの大好きな青山さんの制服よ♡ 彼女の香り、感じる?」
「え、そ、それは……その……あの……」
「ふふっ、からかい過ぎてそろそろ限界かしら? ほらっ、座って座って♪」

 そのまま明彦を近くの椅子に強引に座らせ、そのビンビンの股間を解放するようにズボンのファスナーを下ろすと、ボロンっと俺よりデカい巨根がトランクスからはみ出て姿を現す。青山の夏服と七瀬のボディの組み合わせは、明彦にとってストライクど真ん中だったようだなぁ。

「今から、何を……」
「な〜に惚けちゃってるの? 日頃エロ本をたっぷり見てるあなたにはわかるでしょ?」
「そ、それは……」
「ふふっ、それじゃあ始めましょ♪」

 シュルっとリボンタイをほどき、留められていたボタンを外すと、窮屈に押し込められ続けていた溢れんばかりのたわわな乳肉が勢いよく顔を出す。

「ふぅ♡ やっとボタン外せたから楽になったわ♪ それじゃあコレを……んしょっと♡」
「んぉっ!?」

 青山のブラウスは羽織っただけの状態のまま、明彦の肉棒をブラに包まれた豊満な両乳で左右からガッチリと挟み込む。いくら七瀬のおっぱいとは言え、今は俺の身体の一部である以上、そこに野郎の肉棒が当たることに多少の抵抗感はあるが……しかし目の前の光景を『エロい女教師が女子高生のコスプレをしながら、Jカップの爆乳でパイズリしてるワンシーン』なのだと、そんなAVみたいな光景を本物の女教師の七瀬美里の肉体で勝手に体現しているという背徳感を思えば、結局は快感の方が遥かに上回るわけで。

「どう? きもちぃ? 今日あなた達から没収したエロ本のパイズリ部分を参考にしてみたんだけど♡」
「は、はいっ。きもちぃ……ですっ」

 手に入りきらないほどの巨乳がマシュマロのように形を変え、その2つから肉棒の先の亀頭がチラチラと顔を出す。こいつは良いパイズリシーンだなぁ……そうだ。どうせなら写真でも撮っておくか。ブラに包まれたデカ乳で肉棒を挟み込んでパイズリしてる七瀬のAVみたいな一場面……これも後でたっぷりオカズにしよっと♪

「先生、どうして撮影を……っ」
「ふふっ、この光景がエロ過ぎるな~って思ってね。せっかくだから今後シコるためのオカズとして残しておきたいなって♪」
「し、シコる……? 先生にシコる棒なんて……んぁっ」
「細かいことはいいじゃないっ。思い出として残しておきたいだけよ♡ もちろん……高野くんが出しちゃう瞬間もね♡」
「うっ……もっ、もう……でるぅぅっっ」

 ビュルビュルっと溢れんばかりの精液がおっぱいの中に、その谷間へと広がり、飛び散った一部は乳の上に乗る。随分汚い感じになっちまったが、パイズリして精液を浴びている七瀬だと考えると普通にエロいなぁ。ということでこれも一枚パシャリと残しておく。全て俺のスマホに送ってっと~……よし、完了♪

「どうだった? 私のおっぱいでシてもらった感触は♡」
「はぁはぁ……さ、最高でした!」

 なおもピクピクと股間を震わせ、火照った表情を浮かべる明彦。全くもって羨ましいなぁ。俺も七瀬のおっぱいにパイズリしてもらいたいもんだ。

「それにしても……その……」
「あら、どうかしたの?」
「七瀬先生がこんなことシてくれるなんて夢みたいです! 今日の先生、ほんと別人みたいというか……先生がこんな人だったなんて思いませんでしたよ。えへ、えへへっ」
「……ぷふっ、今更かよ」
「え、先生?」
「ううん、な〜んでもない」

 まぁそろそろネタばらししてやるか。

「あ、そういえば僕のアレで青山さんのスカートとかブラウスが汚れちゃったけど、大丈夫ですかね?」
「あ~……別に問題ないわ。というか今更なに言ってるのよ~。大好きな青山さんの制服に自分の精子ぶっかけれて内心嬉しいんでしょ?」
「うぇ!? そ、そんなことは……」
「今さら誤魔化さなくてもいいじゃない♪ 私は何でも知ってるんだからね〜? あなたが入学式で青山さんに一目ぼれしてからずっと好きなことも、彼女を思って何百回もオナニーしてることも、一番好きなシチュエーションは今みたいに乱れた制服姿の彼女のおっぱいでパイズリしてもらうことなのも……ね?」
「…………え?」

 ポカンと口を開けて固まる明彦。無理もない。こんなことを知っているのは高校入学からの親友で、こいつと唯一猥談をしている“猿井雄介”だけのはずなんだから。

「なんでそんなことまで知って……確かに僕が青山さんみたいな人が好みってことくらいは知ってる奴も少しはいますけど。そこまで詳しいことは雄介くんにしか言ってないのに……もしかして彼から何か聞いたんですか?」
「あら、あの子はそんな薄情じゃないわ。男同士の性癖語りを外部に持ち出したりしないし♪」
「そ、それなら、一体なんで先生はその情報を……?」
「ふふっ、そんなの~……俺が猿井雄介本人だからに決まってんだろ♪」
「…………はぇ?」

 まぁいきなり言われても戸惑うに決まってる。開いた口が塞がらない様子の明彦に、俺は事の真相を洗いざらい話した。

 七瀬からエロ本を没収された後、エロサイトから送られてきた憑依薬を飲んで七瀬の身体を乗っ取ったこと。七瀬の今までの行動、誘惑の全ては俺の仕業だということも。「こんな風にトイレで楽しんだ」と乳を揉んだり、軽く股間に手を添えながら実演するように身振り手振りを交えて説明し続けている間、明彦は再び股間を元気にさせながらも顔はずっと困惑したままで。

「あの、いくら何でも冗談ですよね? 憑依なんてそんな怪奇現象みたいなことが……」
「おいおい、さっきまで七瀬が絶対しないようなエロいことを散々シてやって、お前と俺しか知らない猥談情報まで出してやったのにまだ信じねぇのか? そしたらあと何を……あっ、お前が青山の部活中の隠し撮り写真をオカズに何度もオナったり、お前自身の写真と無理やり合成してツーショットにしてフォルダに何枚か入れてることとか話せばいいか? それとも青山みたいなロリ顔の巨乳が好きで、俺が貸してやってるAVの中でも青山と似た雰囲気の女優の物を好んで見てることとか? 他には〜……たまたまその女優のやつで緊縛プレイしてるのが性癖に刺さったから青山でも同じプレイで妄想してオカズにするのが最近のオナニートレンドな話なんかどうだ? それから――」
「も、もういいです! いや、いいから! 間違いなく雄介くんだってわかったから! なんか恥ずかしいからもうやめてよ……」

 ようやく敬語が抜けたし、信じたようだな。

「俺と2人の時はこういう話は散々してんだから今さら恥ずかしくも何ともないだろ?」
「だって……幾ら雄介くんだとわかっても、その……まるで七瀬先生に僕の性癖を延々と暴露されてるような気分になっちゃってさ」
「嫌なのか? お前少し前に女のエロい言葉責めシチュに興奮してたし、今のとか結構それに近かったろ?」
「うっ……参りました。そんなことまで知ってるのは間違いなく雄介くんしかいないよ」

 明彦は少し頬を火照らせつつもホッとしたような表情を浮かべる。

「でも凄いねぇ。他人の身体を好きに動かせるなんて」
「だろ~? だからこうやっておっぱい幾ら揉もうがケツをお触りしようが自由……セクハラし放題ってわけだ。んぅ♡ マジでエロいよなぁ、七瀬のカラダ♪」
「セクハラ……し放題……」
「そうそう。あっ、セクハラといえば七瀬のフリして青山に抱き着いたりもしたぜ?」
「なんですと!? 僕の愛する青山さんにまで……」
「全然嫌な顔されなかったもんなぁ。これなら七瀬の立場を使えば他の奴にも色々セクハラできちまうかも……な〜んて♪」
「うぐっ、羨ましすぎる」 
「まぁそんな顔すんなって。こちとらお裾分けとしてわざわざ青山の制服を着て、このエロいデカ乳でシコらせてやったんだからさ」

 羽織っただけの青山のブラウスごと豊満なおっぱいを持ち上げながら見せつけると、明彦はすぐに機嫌を取り戻したようだが、何やらモジモジし始める。

「どうした? また抜いてほしいのか?」
「それはまぁ何度でもしてほしいけど……その、雄介くんが使った憑依薬ってさ。まだ残ってるの?」
「え? 確か30錠ぐらい届いたと思うが……あっ、お前もしかして青山の身体に憑依したいとかぁ?」
「そ、それは……まぁ、ははっ」

 ニヤニヤと、いつも俺と話す時以上の気持ち悪い顔が浮かんでいる。

「お前も中々悪い顔してんなぁ。もう色々想像しちまってんのか?」
「そりゃ想像しちゃうよ! 僕が青山さんの身体の中に入ったら〜……もちろんまずは青山さんのおっぱいの感触を味わって、身体中をお触りして……エッチなこともして、おしっこなんかもしちゃって……いや、そもそも青山さんに入って青山さんの鼻で呼吸できるだけでもう興奮しちゃうよぉ。あっ、でも彼女の声で僕に大好きって言う動画も忘れずに撮らなくちゃ。それから~……へへへっ」

 なんだか妄想が止まらないようだが、この顔と願望を青山に知られた日には明彦は二度と口を聞いてもらえなくなることだけはわかる。

「まぁ悪友のよしみで薬を使わせてやってもいいが、ちゃんと俺にも“お返し”はしてくれよ? 例えば今日の俺みたいにパイズリとかさ」
「え? ま、まあ、うん……」
「おい、お前独り占めしようとか思ってたろ? 俺が貰った薬ってこと忘れんなよ! 今日だって散々良い思いさせてやったんだからな」
「わ、わかったって……青山さんに乗り移ったらちゃんとするからさ」
「頼むぜ〜? それなら青山に憑依してよし♪」

 気分良く声に出しつつ、なんだか傍から見たら“パイズリを条件に大切な部員を平然と売る女教師”みたいだったな……なんて思い、ドクっと背徳感が湧き上がる。

「あっ、そういえばもう一つ気になったんだけどさ」
「今度はなんだよ?」
「雄介くんの魂が今、七瀬先生の身体の中に入ってて……それで先生の魂はどうなってんの?」
「そういえば……」

 俺が憑依している間は、この身体の中で眠ったりしてんのかな?

「詳しくはわからんけど、頭の中で七瀬の声が聞こえるとかも無いし別に問題ないだろ。薬の効果が残り1時間くらいだから、それまでこの身体の中で眠ってるとか?」
「ふ〜ん」
「だからとりあえずもう少し一緒に楽しも……ん?」

 なんか急に走るような足音が聞こえてくる気が……しかもどんどん近づいてくる。こんな所に放課後に来る奴がいたってのか……はだけた制服コスプレ状態の七瀬と、股間だけ丸出しの明彦という状況を誤魔化すのは色々と面倒な気が……なんて思っている内に、ガラっとドアを開ける音が響いて――

「見つけたわ!!」

 どこかあまりにも聞き慣れた低い声、でもなぜか全く合わない女みたいな口調。この声、それにドアの前に立っているのは……俺は幻聴と幻覚を同時に体感してるのか?

 なんで“俺”があそこに立ってるんだ?

「ちょっ……あなた私の身体でなんて格好してるの!? ボタン締めなさ……ってソレ、うちの学校の制服!? 一体どこからそんなもの持ってきたの!?」

 なおもオカマのような空気を醸し出しながら、鬼の形相の俺が近付いてくる。俺の顔をしたコイツは一体何者なんだ? 意味がわからな……いや、混乱する頭の中でも、正直少しだけ予想はついているかもしれない。

「“私の身体”ってことはもしかして……七瀬?」
「先生をつけなさ……って今はそんな場合じゃない! これは一体どういうことなのか説明しなさい!」

 凄い剣幕の俺……の姿をした七瀬。多分だけど、俺の身体に七瀬が入ってる……ってことだよな? 俺の身体は中身が空っぽのままトイレの個室に放置してあって、それは間違いなく確認したはず。なのにその中に七瀬が……どういうことだ?

「あっ、そういえば」

 あまり気にしてなかったが、俺が七瀬の身体の中に頭ごと完全に入り込む瞬間、何かに頭突きして弾き出した……そんな感覚があったような。弾き出した物がなんなのかは全く見えなかったが、まさかアレが七瀬の魂だったってことか……? 新しい魂が憑依した代わりに元の魂は弾き出されて、そのまま抜け殻の身体に入り込んだ的な……というか今の俺、妙に冴えてるな。七瀬の頭の良い脳ミソを使ってるからかもしれん。

 でも確かにそう考えれば、俺が七瀬の身体にいる間、俺の身体が眠りながらもちゃんと呼吸をしていたのも頷ける。だけど……それなら俺が憑依している間は元の身体は薬の作用で睡眠状態になっているはずで、その身体に入った七瀬はまだ寝てないとおかしいはずなのに。

 一体どうして……あっ!

「もしかして15歳以上なのに1錠しか飲まなかったから……だから睡眠の効力が薄かったとか?」
「さっきから何をブツブツ言ってるの! 早く説明しなさい!!」
「うっ……え~っと俺も何がなんだかよくわからないんすけど~……なぜか気付いたら先生と俺の身体が入れ替わっちゃってました~……みたいな?」
「今更しらばっくれても無駄よ! あなたの身体で目が覚めた時、トイレの床に“憑依薬”なんてわけのわからないことが書いてある説明書が落ちてたんだから! それに私があなた達から取り上げたはずの卑猥な本まで置いてあったもの!」
「うぐっ!? で、でもそんな大したことは特にしてないっすよ〜?」
「どの口が言うのよ……こんな動かぬ証拠があるのに!」

 なおもおそろしい形相。俺ってあんな怖い顔できたのか……なんて呑気なことを考えていると、奴はその手からスマホを……俺が中学から使ってるスマホをバッと印籠のように取り出して……あっ。

「大したことは特にしてないと……じゃあこの写真は何? 高野くんも共犯みたいだけど」

 そこには、七瀬が明彦のチンポを乳で扱き終わった直後の精液で濡れた姿。今後のオカズにしようと思って、ついさっき俺のスマホに送信した一枚。そういえば七瀬のパイズリ写真だけで何枚も送ったんだった……。

「このふざけた写真があったから貴方達がこの空き教室にいるってこともわかったけど……ほんと最低よ! しかも他の写真も……これも、これも、これも! こんなだらしない顔でヤらしいことばかりして……」

 画面をスライドさせながら片っ端から見せてきた写真は、女子トイレで散々撮影会をしていた時の、おっぱいを揉んで尻を擦ってヤらしい表情を見せる七瀬の写真が何枚も……これは言い逃れできねぇ。元々バレるはずないのを前提に好き放題撮影したわけだし。

 何枚も撮りまくったからか延々とスライドさせる指が止まらないようで、その全てを流し見ては俺……の姿をした七瀬の顔はどんどん真っ赤に染まっていく。その目も、俺が絶対にしないような鋭い眼光で……眼光……あれ?

「ほんと最低よ! ぜっ、絶対に、許さないわ……」

 なんか少し……目が泳いでないか? まぁ自分のあられもない姿を見せられてるんだからおかしくはないか。挙動不審ぎみに内股でモジモジしてる俺を見るのは中々キツいんだが……ん? よく見ると何故か股間の辺りを隠して……いや、アレどう見ても――

「もしかして先生……勃起してるんすか?」
「ぼっ……はぁ!? こんな時に何言ってるの! 私は真面目な話をしてるのよ!」

 必死に否定しているが、その真っ赤な顔、さらに脚をクネクネしながら必死に隠そうとして何も隠せてない膨らみはバレバレとしか言いようがない。こいつは少し……面白くなってきたかもしれないぞ?

「な、何よ黙っちゃって……この件についてはたっぷり追及させてもらいますからね。いくら未成年でも絶対に許さない……訴えてやるから!」
「……まぁそんなに怒らないで下さいよ。ちゃんとゆっくり説明しますからっ。さて、そんなわけだから〜……明彦は少し外で待っててくれないか? 2人でゆっくり話したいことがあるんでな」
「えぇ!? で、でも」

 それまで意味不明な状況を呆然と見つめていた明彦は明らかに不安そうな表情を浮かべる。まぁ憑依薬で好き放題してるって前提だったのに、こうなっては心配にもなるか。いちようお詫びとばかりに明彦に身体を寄せて青山のブラウスに包まれた乳を押し付け、耳元に唇をあてがい、明彦だけに聞こえるようにソっと耳打ちをする。

「わっ!?」
「おいおい、今日何度目だよ? いい加減慣れろって♪」
「そんなの無理だよ……というか雄介くんどうすんのこの状況! 僕らこれじゃ退学になっちゃうよ?」
「まあ心配するな。今さっき丸く収められるかもしれない方法を考えついたからさ♪」
「ほ、本当に……?」
「任せとけって」

 ドンっと胸元をたたくと、むにゅんっとおっぱいが震える。へへっ、ほんとこの身体何してもエロいな……と思いつつ明彦をドアの入口の方へと逃していく。

「なにコソコソ話してるの! というか高野くんも共犯なんだから一緒にいるべきでしょ!? 逃さな――」
「へへっ、少し大人しくしてくれませんか……ねっ!」
「っっっ!?」

 明彦を追いかけようとした七瀬の……その反り上がった股間を思いっきり蹴りあげた瞬間、七瀬は俺の声で呻きながら、その場に崩れ落ちる。股間を押さえてぷるぷると身体を震わす様は何とも滑稽だ……見た目は俺なんだが。

「ほら、今のうちに明彦は行けよ」
「よ、良かったの? あれ、いちよう雄介くんの股間だけど……」
「今はその激痛を受けてるのは憎き七瀬なんだからむしろ万々歳さ♪ まぁお前は七瀬にパイズリしてもらったことでも思い出してシコりながら大船に乗ったつもりで待っててくれや」
「う、うん……」

 なおも心配そうな表情の明彦を強引に締め出し、再び向き直る。そこには泣きそうな顔で俺を睨みつける情けない男の姿。

「はぁはぁ……な、なんて、ことを」
「へへっ、どうっすか男の痛みは? ちんちん蹴られた激痛を味わえるなんて貴重な経験っすよ♪」
「ふざけないで! うぅ……」

 四つん這いになりながら、荒く吐息を零す ななせの有様には気持ち悪さと……それを上回る言い知れぬ嗜虐心が沸き上がってくる。

「早く元に戻しなさい! 絶対に許さないっ」
「じきに戻りますよ~……多分」
「多分ですって!?」
「薬を試したのは先生が最初なんで確信はないっすけど〜……説明書に4時間って書いてあったし、あと1時間くらいしたら多分元に戻りますよ」
「そんな元に戻るか確証もない薬を使ったっていうの!? 信じられない! 戻らなかったらどうしてくれるのよ!?」
「戻らなかったら〜……それはそれで俺も嫌っすけどね〜。いくら先生が美人でエロくてオナニーが捗るとは言っても、毎日生活するってなるとこのレベルの爆乳は正直邪魔臭いですし〜」
「ちょっ、私の声で下品なことばかり言わないで! それにさっきから勝手に人の胸を触って……やめなさい!」

 乳を見せつけるように、下から掬い上げるように乱雑に揉みしだくと、奴は止めようと四つん這いのまま腕を伸ばした……のだが、その下半身は未だに股間を蹴られた痛みと、相変わらずビンビンに反り勃ったソレによって立てない状況のようで……へへっ、良いねぇ♪

「あれ? 止めないんすか? まぁそんなに勃起してたら擦れて痛いし、中々立ち上がれないっすよね〜」
「ち、違うわよ! ぼっ……そんなのしてない!」
「その膨らみで勃起してないは無茶ありますって。いや〜先生って実は自分のエロい身体に興奮する変態さんだったのかぁ、俺達に卑猥だとか最低とか散々言ってたくせに♪」
「んなっ……こ、これはあなたの身体のせいよ! 勝手にここが……」
「も〜強がんなくて良いのに。先生が動きづらいなら俺がそっちに行ってあげますよっ」

 初めての男としての激痛と、性欲で隆起した股間によって身動きが取れないアイツの元へと一歩、また一歩と腰を捻らせ、わざと身体を扇情的に揺らしながら近付いていく。

「先生ってばおっぱい見てんのバレバレですよ? スケベっすねぇ」
「み、見てない!」
「自分の胸に向けられた視線が丸わかりだってのは先生が一番よく知ってるでしょ? 意地張ってないで~……えいっ♪」
「きゃっ、ちょ、ちょっと!?」

 俺の身体で床にうずくまっていた七瀬をガバっと仰向けに押し倒す。傍から見れば、風紀の乱れに厳しい女教師がなぜか女子生徒の夏服をはだけた状態で身に纏いながら、性欲もりもりの男子高校生を押し倒す絵面というのも中々に斬新だ。背が大きく、バレー部顧問を務める体育会系でもある七瀬の身体なら、弱っちい帰宅部の俺の身体なんざ苦も無く押さえられる。

「なにするの!? 離しなさい!」
「へへっ、その身体は小柄で貧弱だからいくら抵抗しても無駄っすよ? というかさっきから俺の声でそんな気持ち悪い喋り方しないでくださいよ~」
「はぁ!? それはこっちの台詞よ! あなただって私の声でずっと下品な話し方ばかり……」
「え~まぁそんなに言うなら……今からちゃんと先生の喋り方してあげるわ♡」
「ひゃっ!?」

 ガシっと、その隆起した股間を掴むと、七瀬は俺の声で気持ち悪い悲鳴を上げる。

「ちょ、触らないでぇっ♡」
「元々は私のおちんちんなんだから幾ら触ったって私の勝手でしょ? それに~……怒ってるわりには、なんだかもっと大きくなってるわよ♡」
「ちがっ♡ 大きくなってなんか……んぅっ♡ というか私の真似しないでぇっ♡」
「あれ~さっきまでは下品に喋らないでって言ってたのになぁ……ふふっ。とりあえず窮屈そうだし、私が猿井くんのソレ、解放させてあげるわね♪」
「私は猿井くんじゃ……やめぇっ♡」

 強引にスボンのファスナーを下ろすと、窮屈そうにしていたムスコがトランクスに大きなテントを張って現れる。なおも多少抵抗されながらも押さえつけ、ベルトも強引に外し、トランクスもズボンも一気にずり下げると……うぉっ!?

「ははっ、でっけぇ! 随分大きくしてくれたみたいっすね~。これは俺が今までに興奮したどんな時よりも巨根かも……もしかして先生って俺以上の変態だったとか?」
「あっ♡ あなたが、触ったりするからっ……んぅっ♡」
「触る前から勃起してたくせに♪ このでっけぇ乳と無理やり女子の制服着てるエロい格好に……それに色っぽい声でこうやって言葉責めされるのに興奮してたんでしょ? この変態♪」

 罵ってるだけでなんだかゾクゾクっと新たな生癖に目覚めそうだ。そしたら、お次は靴を脱いでっと……。

「……? な、何を」
「ふふっ、変態さんには教師としてお仕置きしてあげないとなって♪」
「教師はあなたじゃなくてわた……んぁっ♡ ちょっ、なに踏んでるのっ♡」

 青山から拝借した黒ソックスに包まれた足を七瀬の、かつての自分の肉棒にあてがい、踏み動かす。奴は情けない声を上げ、必死に手で俺の脚ごと掴んでどかそうとするも、それは何とも弱々しく、結局されるがままだ。

 それに身体は仰向けのままピクピクと魚のように震え、頬を赤らめ、随分と気持ち良さそうで……それは紛れもなく、コイツが足コキプレイに興奮しているという証拠でもあって。

「随分と私の足コキが気持ち良いようね♪ おちんぽプルプルさせちゃって……この変態♡」
「ちがっ……違うのにぃっ♡」

 まぁ散々変態と罵ってはいるが、こんな有様になっているのは何も七瀬自身がそういうプレイが好きな変態だから……とは思ってない。

 こうなってる理由は至極単純。コイツが今動かしている俺の身体が、スケベなことばかり見て日々興奮してきた俺の脳みそが、こんな状況に興奮を抑えられるはずがない。自分のことだからよくわかる。こんなエロい身体で、綺麗な声で、言葉で責められ誘惑され嬲られ……おまけにその相手が、日頃から隙あらば視姦し続けていた堅物で爆乳美人の女教師。

 たとえ七瀬の心に興奮する気持ちがなくても、俺の身体を、脳みそを使っている以上、間違いなく延々と流れては留まることのない快楽が全身を駆け周り、滾りと震えをもたらし、抗うことなどできるはずがないに決まってる。

 俺が七瀬の身体でオナっているうちに七瀬の全部を自分の物として、七瀬の記憶や感情と繋がり合ったような感覚を覚えたのと同じように、七瀬もまた俺の記憶と感情に繋がり、流されちまうに違いない……最初にエロい写真の数々を見てコイツが股間を突っ立てている時にソレを確信したからこそ、もしかしたら今みたいな面白いことができるかもしれないと思ったわけで。

「ほれほれ♪ あっという間に濃いのが出ちゃいそうねぇ、猿井くん♡」
「だから私は猿井くんなんかじゃ……あっ、やめぇっっ」

 俺というスケベ男子高校生の身体に縛られて興奮を強制され、望まない性欲を勝手に湧き上がらされる七瀬。いつもは俺を見下し、スケベ野郎を蔑んでいたコイツが、そのスケベどものように膨れ上がったチンコを足で扱かれている事実……こいつはドSにでも目覚めちまいそうだ♪

 この股間で何回もオナニーしてきた俺にはわかるが、どうやら限界は近そうに見える。そしたら次に移るか……まさにアレが出る直前という限界状態の肉棒からスっと足を離す。

「も、もうげんかぁ♡ えぁっ……?」
「あれ〜苦しそうだったから足を離してあげたのに寂しそうっすね? もっと足コキして欲しかったんすか?」
「はぁはぁ……そ、そんなわけないでしょっ。私が、こんな“SMプレイみたいなエロい足コキプレイで興奮なんか”……あ、れ?」
「ふふっ、先生も随分と俺みたいになってきましたねぇ。それじゃあ股間も心も準備万端ということで……いよいよ一つヤらせてもらおうかしら♡」

 羽織っていたブラウスを脱ぎ捨て、スカートをサッと脱ぐ。窮屈だった青山の制服を全て脱ぎ捨てた解放感と共に、露わになった下着姿に身体が火照り、トクトクと胸が高鳴る。グラビアアイドル以上の抜群すぎるプロポーションに涎が零れちまいそうだ♪

 一方で七瀬の方は、自分の下着姿は成長してきた日数の分だけ何回も見ているはずなのに挙動不審で身体をモジモジさせ、顔も真っ赤だ。そこにはヤらしい感情以外に、生の女に慣れてない童貞感が……まさに見た目も雰囲気も“七瀬と入れ替わる前の俺”のように成りつつあるようで。

「ふふっ、これで準備万端っと。ほんとエロいボディよね〜ワ・タ・シ♡」
「はぁはぁ……や、やめなさいっ。そのデカ乳も、ヤらしいケツも……全部私の物なのよ! 勝手に触らないで!」
「へ~先生ってば随分と下品な単語を使うんすね?」
「え? ……あれ? 私、なんで」
「それに随分と息が荒いっすよ? 先生は自分で気付いてないかもですけど、俺が脱いでる間も今こうやっておっぱいと尻を揉みまくってる時も随分ガン見してきてるし、すっげぇ顔真っ赤でだらしない表情してますからね? 相変わらず勃起したままだし」
「仕方ないでしょ!? あなたがエロい身体でおっぱい揺らしてるから……そんなエロいことされたら見て当然でしょ!? 私は何も悪くないじゃない!」
「ふ~ん」

 エロい身体でエロいことしてるせいと……いよいよ考え方も単語の使い方も随分と七瀬らしくない物言いになってきたなぁ。まぁ期待通りなんだが♪

「自分の身体がエロいことは否定しないんすね~?」
「当たり前でしょ! その辺のグラドルより何倍もエロくて、実際にその乳を妄想でオカズにしてシコりまくっ……て……?」
「ははっ、先生って自分のおっぱいに興奮してオナりまくってたんすかぁ」
「自分をオカズにシコったりなんて、して、ないわよね? シてないのに、どうして……記憶が、頭の中がおかしい……こ、これも全部あなたのせいよっ! あなたが私の身体でヤらしいエッチなポーズばかりするから頭が……そうに違いないわ!」
「そんなにエッチですかねぇ?」
「当然でしょ! AVやエロ本の女みたいなエロいポーズばっかりじゃ…………あれ?」

 必死に頭の中の記憶に抗おうとするほど、着実に七瀬らしさが無くなってやがる。そもそも俺の読んだ記憶によれば、七瀬はイケメン俳優をオカズにすることはあれど、男向けのAVやエロ本の類を見たことなんて無いはずだもんなぁ。

「先生ってば何だかまるで俺……猿井くんみたいね♪ 変態みたいな言葉もいっぱい使ってるし♡」
「ちがっ……これは何か言葉が、記憶が勝手に……」
「別にそんな驚くことじゃないっすよ? だって……私もそうだし♪」
「それはどういう……ひゃっ!?」

 再び力づくで押し倒す。抵抗を強引に押さえつけながらも豊満な肢体を密着させ、その耳元で息を吹きかけるように囁く。

「実はエッチな気分になったりヤらしいことをするほど、身体の記憶が自然と思い出せて……だからさっきからたま~に口調を真似てるのも実は簡単にできちゃってるのよ♡」
「そんな……」
「それに私の……七瀬美里のことなら何でもわかるし♪ このデカ乳は中学の頃から大きくなって高校の頃は50メートル走の度に男どもが湧いたり、スケベな体育教師に随分と視姦されたり、今はJカップまで成長したこととか♡ 他にも経験人数は一人だけ、でも堅物な癖して意外とオナニーは週一程度シてて~……いつか白馬の王子様みたいな素敵な人が現れると期待してるプラトニックな女だってこともぜ~んぶ知ってるわよ?」
「や、やめてっ! そんなエロい情報聞くと興奮しちゃ……いや、そうじゃ、なくって……」
「そしてそれは〜……“猿井くん”も、でしょ? 私を見て興奮したり、思いっきり股間を蹴り飛ばされたり……色々繰り返してるうちに随分と猿井雄介しか知らないはずの記憶を手に入れたみたいね♡」
「そんなのいらない! さっきから頭の中がどんどんグチャグチャに……私の知らない記憶でごっちゃになって頭、がっ……」

 俺に上に乗られながらも、身体をよじらせて頭を抱える姿には激しい混乱と抵抗が見られる。まあ俺もそれに少し近い状態だったからよくわかる。同時に……それは踏み入れすぎると“危険な何か”をもたらすかもしれないことも、よく知っているわけで。

「ふふっ、私もトイレでオナってた時に『これは万が一記憶を読むに留まらずに、記憶と感情が完全に混ざりあったらヤバいかも』な〜んて思ってたの。実際に危うくなりかけたからね」
「あや、うく……?」
「あまりに身体の興奮が限界値までイって、その時の性欲に完全に流されたら……どうなっちゃうかは私にもよくわからないの。だからせんせ……猿井くんにはいっぱい気持ち良くなってもらった上で〜……その実験体になってもらおうかと♪」
「そんな、いやっ! これ以上エッチなことされたら私どうにかなっちゃ……ってあなた、ショ、ショーツまで脱いで何を……?」
「ナニって……準備に決まってるじゃないですか♪ 愛液で濡れ濡れのおまんこを曝してる女と、ちんぽこをビンビンに膨らませた男……この状態でヤることなんて一つでしょ♡」
「やめっ……おぉ゛っっ♡♡」

  ななせの勃起した肉棒が、七瀬 オレのアソコに触れた瞬間に一気に腰を落とすと、奴は教室中に響き渡るような野太い嬌声を上げる。同時に、アレがズチュっとナカへと入る感覚が――

「お゛っ♡ これがオンナのっ♡ 挿れられる感覚かっ♡ へへっ、どうっ? 猿井くんが今までに見てきた女教師AVモノよりもっ♡ 私とのセックスはエロいかしらぁっ♡」
「な、なにいってぇ♡ そんなのいまの方がはるかにエロいにきまっ……てぇ♡♡ あれっ♡ ちがっ、そんなの見たことぉ゛っっ♡ あだまのっ、なかがぁ♡」
「楽になればいいじゃないっ♡ 元の自分のことまで忘れるわけじゃないと思うしっ……うっ♡ まぁ何の保障もないけど……ぉ゛っ♡♡」

 奴の押し返す力は段々と弱々しくなり、その腕と身体はワナワナと震えている。それは恐怖から来るものではなく、七瀬の魂が囚われた俺の身体が悦び震えているだけ。エロい姿を見せられ、大人の色気に溢れた肢体を間近に押し付けられ、散々興奮で頭を混濁させられた状態での仕上げの“童貞卒業”のセックスで、もう正気を保てるはずもない。段々と奴は自然と腰を上下に動かし、俺を……紛れもなくメスの身体を性欲のままに求めてやがるなぁ♪

「あっあっあっ♡ ほらほらっ♡ そんなに激しく腰を振っちゃってぇっ♡ すっかりお猿さんじゃないっ♡」
「おぉ゛♡♡ きもぢぃっ♡♡ 女のおまんこに、わたしのっっ♡ ちんぽ、がぁ……あぁっ♡♡」

 もう一息だ。ぴちゃぴちゃという水音、柔肌の触れ合う音、淫らな喘ぎ声……猿井雄介の身体と脳ミソが間違いなく興奮し、欲にまみれてしまうと俺自身だからこそ簡単にわかる卑猥な音色を七瀬のエロい身体で奏でることで、奴の鼓膜に刺激を与え、脳髄まで完全に叩き込んでいく。

「ふふっ、別に深く考えなくていいじゃない♡ んぅ゛♡♡ あなたはこんなエロい身体で童貞卒業できる……それで満足でしょっ♡♡」
「あっあっ♡ そつぎょぉっ♡ こんなエロいおんなでぇっ♡ そつっ……ぎょぉっ♡ へへっ♡♡」
「そうそう♪ 今まで見てきたどんなAV女優よりもデカい乳を押し付けられてぇっ♡ んぅっ♡ さいこぉでしょっ♡」
「ちちぃっ♡ おっ、おっぱいっ♡♡♡ わた……女のっ♡ おっぱい♡」
「あんっ♡ そんなにご所望だなんて……とんだエロ猿くんねっ♡♡」

 もう爆乳を求めるように身体を抱きしめて引き寄せてくるコイツは、ただのスケベでおっぱい好きの俺そのもので。互いに全身を激しく動かす度に、俺と奴の間で押し付けられてはマシュマロのように形を変える乳に鼻息を荒くしやがって♪

 もう誰が見てもただの血気盛んな男子高校生と、女教師の淫らな情事でしかない。その有様に互いが興奮し、身体が火照り、滾って……俺たちは身も心も文字通り、一つになって――

「ほらっ、ほらっ♡♡ た~っぷり女のナカに出しちゃえっっっ♡♡」
「あっ、出ちゃっ……出して、ヤるぅっ♡ 女のナカにぃっ♡♡ あっ、んぁっっっ♡♡♡」

 互いの嬌声がシンクロしたかのように鼓膜に響き渡り、股間にあたたかな感覚が、そしてソレが全身に流れ込んでいくような……これがセックス、しかも女側の事後感……ははっ、童貞を卒業するよりも先に女の身体でヤることになるとはなぁ。この気持ち良さ、身体の火照り、ナカの感覚、こんなものを味わえるなんて……俺はどんな女慣れしている男どもよりも大きな経験をしたんだ……。

「はぁはぁ……ふぅ~♡」

 息も絶え絶えに、 ななせの肉体の上に覆いかぶさる。おっぱいは完全に押し潰れ、横へと漏れ出る様がエロくて……目の前に俺の顔がある光景は異様だが、セックスをした快感と女の快楽を味わった今、もはやそれはどうでもいい。こんなに気持ちよかったんだ、女のセックスの味は……へへっ♪

 そして……俺が女の快楽を味わった一方で、七瀬は男の快感を味わったわけで。俺と同じく荒く吐息をこぼし、ボーっと天を見上げているようで……賢者タイム的なやつか? 色々と上手くいってるか少し不安ではあるが――

「うぉ!?」

 グイっと突然身体を返され、瞬く間に俺が仰向けに。そして目の前に俺の身体の七瀬が馬乗りになった。その顔は、獲物を目の前にした血走った目と涎をこぼした有様で……ははっ、完全に飢えた猛獣みたいになってやがる。七瀬の記憶の中の、強引に迫ってきた彼氏よりも、ナンパしてきたどんな男よりも血走った目だ。

 どうやら何も心配はいらなかったようだなぁ。

「はぁはぁ、次は……こっちの番よ♡ ほんと私って並み居るAV女優より激シコにエロい身体しててたまらないんだからっ♡ AVみたいに喘がせてブチ犯してやるから覚悟なさい♡ にひっ、にひひっ♡」
「……へへっ、了解っす」

 すっかり男の性欲に呑まれちまったようで。まぁさっきはこっち主導で一発ヤったが、こうやって身を任せてエッチするのも悪くないか……なんて思いながら、すっかり性欲まみれの猿になり果てた ななせと時間ギリギリまで延々とエッチに耽り続けた――





 あれから約二週間。

「にひひっ♪」

 今日は土曜日で、退屈な授業は午前中で終わり。しかし授業が終わって既に数時間と経過した夕方16時の校内。部活中の生徒以外は人もいない閑散とした廊下を鼻歌混じりにスキップする。

 その声は俺……とはまるで違う、でもこの二週間で少し聞き慣れた感覚のある綺麗な声。スキップする度にバインバインに揺れる二つの重みと、それを掴んで揉みしだく手のスラっとした美しさ、スカートが心もとない感覚。それを押さえようと尻の辺りを擦れば、男よりもたわわな感触。

「スキップするだけで興奮できるなんて……ほんとエロくてたまらんボディだよなぁ♪」

 何度味わってもいまだに慣れず、延々と感じる興奮で頭がいっぱいになりながらも、俺はあの場所に……前に七瀬と散々セックスに明け暮れた別棟の教室に辿り着き、ガラッと勢いよくドアを開けると――

「あっ、七瀬先生~……じゃなくて雄介くんか」
「あれ? 明彦しかいねぇの?」

 中にいたのは明彦だけ……おかしいな。もう一人いるはずだったんだが……なんて思いながらも中に入り、明彦のすぐ近く正面に椅子を持ってきて腰掛ける。ごく自然な流れだったが、明彦は頬を赤く染めながら股間を押さえてるようで。

「へへっ、明彦は相変わらず七瀬の身体で近づくだけで勃起するんだから単純だよな~」
「し、仕方ないじゃん! それに、雄介くんが先生の身体でそういう座り方すると……その」

 まあ無理ないか。今はタイトスカートなのに椅子に逆座りなんてしてるから、明彦からはパンツが見えそうになってるだろうし。おまけに背もたれに乗せた両乳が横長に服ごと広がってる様も随分とエロくなっちまってるしなぁ♪

「こうやって乳乗っけた方が楽でな。お前も巨乳の辛さを一度味わってみたら絶対にわかるぜ?」
「味わえるもんなら味わってみたいさ! なんで僕には薬の適性がなかったんだ……」

 がっくりとうなだれる明彦に少し同情の念を抱く。例の薬には、どうやら適性みたいな物があったらしく、明彦が飲んでも何も効果はなかった。つまりコイツが愛しの青山に乗り移るという夢は儚く散ってしまったわけで。

「まぁ元気出せよ。ほらっ、おっぱいでも揉むか?」
「くっ、同情なんていらない……と言いたいところだけど正直ありがたいよ。持つべき物は巨乳美人に乗り移って気軽におっぱい揉ませてくれる友達なんだなぁ」
「んぁっ♡ 手つきがいきなりヤらしいなっ。お前も乳揉みに随分と慣れてきたもんだっ♡」

 同時に俺もまた、乳を“揉まれ慣れた”ような感覚を抱く。それは俺がこの手で揉み、明彦に揉まれ……そしてもう一人、血眼になって犯すように揉みしだいてきた奴がいたからなんだが。

「おっぱい良いなぁ。僕も青山さんの……くぅ~」
「ははっ、七瀬のおっぱいを青山のおっぱいだと思っていくらでも揉んで――」
「あら、私がどうかしたの?」

 突然声がしてバっと入口の方を振り向く。やばっ、誰か……と一瞬ヒヤりとしたが、振り返るとそこにいたのはバレー部のユニフォーム姿に身を包む青山優花の姿で。

 な~んだ、なら“大丈夫”か。

「高野くん、そんなに七瀬先生のおっぱいを激しく揉みしだいて……一体何してるの……?」

 少し驚いた表情を浮かべている青山。普通なら生徒と先生のこんないかがわしい状況を見れば当たり前の反応……そのはずなのだが――

「青山の真似するならもうちょっと上手くやんないとバレバレっすよ~……“七瀬先生”?」
「……あら? バレちゃった? これでもこの子の部活の顧問で結構見てるから自信あったんだけどねぇ」
「いや、普通の青山は『おっぱいを激しく揉みしだいて~』なんて言わねぇし……それにそんな風に人前で乳揉んでニヤニヤなんかしてないっすよ」
「だって仕方ないじゃない♪ 女子高生のおっぱいを揉めるなんて最高すぎて手が止まらないんだもの♡ これで17歳って中々良い発育してるわよねぇ」

 ユニフォームの上からニヤニヤと乳を揉む青山の様子を見て、すかさず彼女のことが大好きな明彦が割り込むように声を上げ始める。

「全然似てないですよ! 青山さんはもっと可愛くて幼い乙女なんです! そもそもそんな大人っぽいエロい雰囲気の笑顔見せないし、大切なユニフォームの上からおっぱい揉みまくったりしないし、それに――」
「あ~はいはい、もうわかったわよ高野クン♪ 青山さんに似てなくてごめんなさいね」

 謝罪の言葉を漏らしつつも、なおもユニフォームの上から乳を揉みしだくことを止めずにケラケラと笑う青山……もとい“七瀬”。今こんな異様な状況が生まれている原因は、あの憑依薬を七瀬に貸したからってわけで。

「まさか先生が俺に薬を貸してほしいなんて言ってくるとは……教え子の女子高生に憑依して乳揉んで興奮してるなんて本当に変態になっちゃいましたよね〜」
「あらっ、変態とは酷いわね。別に現役女子高生の巨乳に興奮するなんて男なら当然でしょ?」
「先生は男じゃないっすけどね」
「ふふっ……“あの日”、私は男の性欲に目覚めちゃったのよ♡ 元はあなたのせいでしょ?」

 そんなことを言いながら青山の顔でニヤける七瀬。

 あの日……結局、時間切れと共にお互いの魂は元の身体へと戻った。もはや時間の経過もわからないまま楽しんでいるうちに挿入されている瞬間に元に戻ったためか、急に視点が切り替わり、そのままの勢いでビュルルっと最後は“出す側”になって……あれによって俺自身が正真正銘の童貞卒業の瞬間を迎えた……というのは置いといて。

「にひひっ♪ 青山さん良い身体よね~……ここ最近はバレー部の練習見てるたびに、揺れるおっぱいがエロすぎて股間が疼いちゃってね。ブチ犯したくて仕方がなかったの♡ つい我慢できずに指導のついでにお触りくらいはしたけど……その身体中を今や触り放題なんて最高の気分よ♡」

 とんでもない発言を平気で連発しながらニヤニヤと青山のおっぱいや尻を弄り続ける七瀬。つい2週間前までは今とは正反対のような女だったはずなのになぁ。

 あの時に身体こそ元に戻ったが、七瀬の心は男の性欲に支配されたままで……あの日、俺の身体と脳ミソから生じるスケベな思考に呑まれながら自らのエロい身体を弄り倒し、何度もセックスを繰り返した結果、すっかり快楽に溺れて染まってしまったのか、あれからの七瀬はすっかり人が変わってしまった。おまけにそれは戻るどころか、この二週間で完全に悪化の一途を辿っていて……もうおそらく元の堅物だった七瀬に戻ることは二度とないんだろう。

 何度も俺に薬を使うようにせがみ、入れ替わっては元の自分の身体を弄り倒してセックスに耽り……まぁ俺は入れ替わる度に七瀬のエロい身体を堪能できるし、七瀬側のセックスのテクもどんどん上手くなってるから凄く気持ち良い毎日だ。というか奴が自分の身体の気持ち良い場所を知っているからか、見事なまでに刺激のツボを突いてくれるおかげで、女の身体でセックスする気持ちよさに俺もすっかり溺れちまった二週間だった気がする。

「(まぁ七瀬がすっかりスケベ野郎みたいな思考回路になってる一方で、俺は別に元の七瀬みたいな堅物な性格になったりは一切してないんだが……)」

 あの薬、『人によっては永遠に残り続けてしまう副作用が出る可能性があります』とかすご~く小さく書いてあったし、個人差があったんだろう。そもそも薬を使えすらしない明彦みたいな奴もいるし。

 まさか嫌い合っていた七瀬とこんな“入れ替わりセフレ”みたいな関係になるとはなぁ。ともあれ、男の性欲に呑まれて溺れて、心がスケベ色に染まってしまった彼女が、俺との散々の入れ替わりセックスの次に望んだのは、『自分も他の女に憑依して、身体を弄り回してセクハラしてオナニーに耽りたい!』だったわけで――

「それにしても上手くいって良かったわね♪」
「ははっ、先生の考えた計画のおかげっすよ」

 この現状は全て七瀬の計画によるもので……まず土曜授業が午前中に終わった後、午後になって部活の練習が始まった直後の青山を七瀬が2人っきりになるように呼び出したところで憑依薬を飲み、七瀬が青山の身体を乗っ取る。その結果、自分の身体から弾き出されて睡眠状態の七瀬の身体に入った青山。次に俺が薬を飲み、七瀬の身体に入った青山と入れ替わる……こうして、青山の身体に入った七瀬、七瀬の身体に入った俺、俺の身体に入った青山が出来上がったわけだ。

 ちなみに俺は薬を用法通り2錠飲んだから、青山は今頃俺の身体でトイレの個室でぐっすり寝ているし、時間いっぱいまで起きることはないだろう。一方で七瀬は薬を1錠しか飲まなかったため、七瀬の身体に入った俺は時間切れの1時間前……16時になって無事に睡眠作用が切れて目を覚まし、今に至るわけだ。この方法は俺が初めて薬を使った時に意図せずして編み出したものではあるが、七瀬と入れ替わりエッチをする時は毎回このやり方を取り入れている。

 でも……だからこそ、ここに来た時から一つ気になっていたことがあって――

「俺はさっきまで寝てたからここに来るのが遅くなったんすけど……なんで睡眠状態にもなってない先生の方がもっと遅かったんすか?」
「え? そんなの青山さんの身体でい~っぱい楽しんでたからに決まってるじゃない♪」

 なんの悪びれもせずにユニフォームに包まれた胸を張る彼女。思えば随分と顔は火照ってるし、ユニフォームの胸元にもやたらとシワが目立つ気がする。

「それって今16時だから……3時間も?」
「3時間も、じゃないでしょ? 3時間“しか”よ! まず普通にオナニーして、そのあとは制服に着替えてエロい自撮りと動画を撮影した後にまたオナニーして、次は体操服を着てまた自撮りしてオナニーして……なんて楽しんでたらあっという間だったんだから♪ おっぱいなんてまだまだ揉み足りないくらいよ?」 
「あははっ……」

 もはや俺ですら呆気に取られるレベルのスケベ野郎だな。まさか青山も、信頼してる先生に呼び出されて付いて行ったのに、こうして身体を乗っ取られて乳を揉まれて好き放題オナニーさせられるだなんて思ってもいなかったろうなぁ……なんて青山の乳を男のように無遠慮に揉み続ける七瀬を見ながら、少しだけ同情の念を覚える。

「というかさっきから青山のおっぱい揉みまくってますけど、先生の方がこんなデカい乳してるんだから幾らでも好きな時に自分の揉めるじゃないっすか」

 なんて言いながら少し持ち慣れたJカップの乳を寄せ上げて、七瀬に向かって本人のおっぱいを見せつける。

「確かに私の方が何倍も大きいし揉み心地だって最高だけど~……こうやって他人の乳、しかも可愛い現役女子高生っていう付加価値付きの乳を揉むっていうのが最高にたまらんものなのよ♪ ま~でも……それっ♡」
「ひゃっ!? ちょっ、急に揉まないでくださいよっ♡」
「あらっ、あなたが私のおっぱいで誘惑してきたんでしょ♡ それにしてもいいわね~、こうやって他人の手で揉む私の乳ってのも……。それに猿井クンの身体でいる時とは違って、今は自分の身体にもおっぱいがあるから両手で乳比べなんかもできて……んぁっ♡」

 片手で七瀬 オレの爆乳を揉みながら、もう片方の手で自身の、青山の巨乳を揉みしだく彼女。これじゃまるで変態だが、まあ傍から見たらそんなスケベ行為をしてるのは童顔美少女の青山になっちまってるわけで。ほんとヤりたい放題だな……なんて思っていると、それまでずっと血走った目で状況を黙って見ていた明彦が何かブツブツ呟いている。

「あっ、青山さんの身体をそんなに弄らないでくださいよ……くぅ~ほんとは僕が乗り移りたかったのに」

 恨めしそうに、乳を揉む青山を見る明彦。あれだけ夢見ていた青山の身体には憑依できず、おまけにその憑依処女みたいなモノを奪ったのは……なんとまぁ七瀬だったわけで。なんやかんやと喚くコイツを説得するのは大変だったからなぁ。まあでも――

「ふふっ、そうは言ってもあなたさっきからず~っと血走った目で私……青山さんが自分でおっぱい揉んでるの見てたでしょ? ダンマリしてたけど股間はビンビンじゃない♪」
「うっ……僕がどんだけ青山さんを好きか先生は大して知らないくせに!」
「あら、そんなことないわよ? 私は猿井クンの記憶がたっぷり頭の中で混ざっちゃってるから色々と知ってるけど……何から話そっか?」
「……青山さんの声でソレを話されると公開処刑すぎるので勘弁して下さい」
「も~高野クンってばそんないじけないでよ。ほらっ、あなたにも後でたっぷり揉ませてあげるから♪ どうやら青山さんはこんなにエロい身体してるくせに男性経験は皆無で、自分でもオナニーすらしたことの無いくらいの純情で綺麗な身体みたいよ? まぁそれは私が散々オナる前の話だけどね♪」

 指で頭をコンコンと叩きながら恥ずかしい情報を惜しげもなく開示する青山。同時にそれは、七瀬にとっては大切だったはずの教え子の情報を彼女自身がいとも簡単に売り渡していることでもあって……本当に変わっちまったんだなぁ。七瀬がこう成り果てた要因が全て俺にあることに言いしれぬ背徳感が沸き上がる。

 本当にとんでもない薬だった……まぁ憑依薬と言いながら、実際には魂が入れ替わる薬だとは思わなかったが、それによって堅物だった七瀬美里を俺と性癖を同じくするスケベ女教師に作り変えちまう興奮にも出会えたわけだし。

「おまけにあの薬はまだ『ご希望であれば追加で送ります』って書いてあったし……にひひっ♪」

 俺はこれからの楽しみに思いを馳せながら……それでも今は目の前の幸せを噛み締めるように、七瀬 オレのおっぱいを延々と揉み続けた――

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