勇者と聖女の入れ替わりの試練

僕の名前はシン、勇者だ。
聖女のセシリアと一緒に、魔王を倒すための修行の旅をしている。
ただの農民だった僕は12歳の時、天からのお告げで勇者の素質があることを知った。
そして、僕を迎えに来た聖女のセシリアと共に、村を出て3年修行の旅を続けている。

セシリアは聖都で随一の治癒魔法の使い手であり、同時に神からの神託を授かる聖女でもあり、そして、とてつもなく美少女なのだ。
誰にでも優しくて、いつも笑顔を絶やさない彼女は、民衆からも絶大な支持を得ている。
そんな彼女にふさわしくあるため、僕も勇者として頑張って修行しているつもりだけど……正直なところ、あまり自信はない。
いつかセシリアにふさわしい勇者になれたら告白しようと思うけど、果たしてその時がくるのか……。

「ここが噂の試練の神殿ですわね」
「うん、そうみたい。試練を乗り越えて強くなれるといいんだけど……」
「大丈夫ですよ、勇者様なら試練も乗り越えられるはずです!一緒に頑張りましょう!」
「そうだね、ありがとう」
修行の旅の途中、立ち寄った町にて、とある情報を手に入れた。
なんでもこの神殿では、男女の冒険者が一緒に入ると特別な力を得ることができるらしい。
得られる力は絆の強さに比例するらしく、強い愛で結ばれている二人は、どんな困難にも打ち勝てる力を得られるらしい。
僕たちは恋人ではないけど、3年間の修業の旅を共にして築いてきた絆は恋人にも負けないはずだ。
「さあ行きますよ、勇者様!」
「うん!」
僕たちは意気揚々と神殿の中へと足を踏み入れた。

薄暗い神殿を進んでいくと、やがて光が差し込む開けた場所に出た。
その中心には白く光る魔法陣と石碑が置いてあった。
石碑には次のように書かれていた。

『これより先へ進んだものは、試練を受ける資格を得るものとする
試練を超えし者は、互いを理解し、より強く結びあうことで絆の力を高めることができるであろう。
ただし、試練は一度きりである。
また、いかなる理由があっても試練の途中で帰還することは許されぬ』

「どうやら、ここが噂の神殿で間違いないみたいですね」
「うん、そうだね。早速進もうか」
僕たちが魔法陣の上に乗ると、白い光の粒子が集まりだした。
そして次の瞬間、視界が真っ白に染まり……気がつくと別の場所にいた。

真っ白な壁に床、天井のある正方形の部屋だった。
窓はないはずなのに天井が光っていて、ランプがないのに部屋の中は明るかった。
部屋には机や椅子、ベッドなどがあり、さながら宿屋の一室のようであった。
「なんだここは?」
「はて、私たちは試練の途中だったはず。ここが試練の間ということでしょうか?」
「わからないけど……、あそこに石碑があるね。とりあえず読んでみようか」
石碑の前に立つと文字が表示された。

『試練1.汝らの衣服を交換し身につけよ。』

「服の交換って、そ、そんな恥ずかしいこと…」
「お、落ち着いてください勇者様!これは試練ですから!」
「う、うん……。ごめん、取り乱した」
動揺する僕のことをセシリアが落ち着かせてくれたおかげで冷静になることができた。
確かに試練だし仕方ないか……。
部屋には扉や窓があるようにも見えないので、試練に挑戦しないと部屋からは出られそうにない。
「じっ、じゃあ、僕はこっちで服を脱ぐから、セシリアは向こうで脱いでくれるかな?」
「はい、わかりましたわ!」
僕とセシリアはベッドを隔てて反対側に移動すると、お互い背を向けたまま服に手をかけた。
(ふぅ……。なんだか緊張してきた)
今までも旅の途中で何度か同じテントで過ごしたことはあるけど、今までも着替えは別々だったので緊張してしまう。
「あのー、勇者様?聞こえていますか?」
「えっ!?ど、どうかしたのかい?」
「いえ、服を脱ぎ終わりましたので、ベッドに置きましたわ」
「わかったよ、僕も脱ぎ終わったからベッドに置くね」
セシリアの声を聞いて我に返った僕は、急いで脱いだ服をたたみベッドに置く
そして代わりにベッドに置かれたセシリアの服を手に取る。
修道服の上に置かれた可愛らしいピンクの下着を見て、思わずドキッとする。
服にはまだ温もりが残っていて、女の子特有の甘い香りも漂ってきた。
「ゴクリッ……。」
いけない、今は試練に集中しないと!
煩悩を振り払うためブンブンと頭を振って、心を落ち着ける。
「僕の服と交換したから、セシリアも僕の服を身につけてね」
「はい!」
(さて、僕もセシリアの服を着ないと…)
まず、下着からだ。
ピンク色の可愛らしいパンツをドキドキしながら手に取る。
男性用と違って女性用のそれは柔らかく肌触りが良く、すごくいい匂いがした。
セシリアがさっきまで履いていたと思うと、自然と鼓動が高まってしまう。
(これを今から僕が身に付けるのか……。ちょっと抵抗あるけど試練のためだもんね、頑張らないと!)
意を決して、スルリと足を通す。
すると、股間に柔らかい布地が擦れてゾワっとした感覚に襲われる。
(おちんちんがはみ出しそうになって落ち着かないかも……。でも締付けられる感覚はちょっと気持ちいいかも)
次はブラジャーを手に取った。
「次は上か」
本来ぼくには不要なはずのブラジャーに腕を通し、ホックを止める。
「なんか、変な感じ……」
ブラジャーの中はスカスカのはずなのに、胸元が締め付けられるような違和感があった。
「これでよし。あとは修道服を……」
ワンピース構造の修道服を頭から被り、袖を通して前を閉じる。
サイズはぴったりで、セシリアに包まれているようで少しドキドキした。
最後にヴェールを被ると、そこには聖女がいた。
「これ、意外といいかも……」
鏡がないため自分の姿を確認することはできないけれど、セシリアと同じ格好をしていると考えるだけで、心の中に何か満たされるような思いが湧き上がってきた。
「勇者様、着替えは終わりましたか?」
「うん、終わったよ」
「では、そちら向きますね」
僕たちはお互いに振り向いた。
目の前には、僕の服を着たセシリアがいる。
いつもの穏やかな雰囲気と違って、今の彼女は少しやんちゃな印象を受ける。
でも、そんな彼女の姿もとても魅力的だと思う。
「勇者様、よくお似合いですわ。とても可愛らしいですよ」
「えっと、ありがとうでいいのかな。そういうセシリアもいつもと違って新鮮で可愛いよ」
「まあ、嬉しい。勇者様に褒めていただけるなんて」
男なのに可愛いと言われるのは複雑な気分だけど、セシリアの笑顔が可愛かったので悪い気分ではなかった。
「これで試練はクリアできたのかな?」
「さあ、どうでしょう。とりあえず、石碑を確認してみましょう」
石碑の前に立つと文字が表示された。

『試練1を達成したことを確認した。
祈りを捧げよ。さすれば加護与えられん』

「どうやら、祈ることで新たな力を得られるみたいですね」
「そうみたいだね。とりあえずやってみようか」
僕たちは石碑の前で手を合わせると、目を閉じて祈った。
すると、石碑が強く光り出し、僕たちの体を包み込んだ。
眩しさに思わず目を閉じる。
「セシリア、大丈夫?」
「はい、大丈夫ですわ。それより、勇者様の声がなんだか変ですよ」
「そういえば、そうだね」
声がおかしいだけでなく、体全体がなんだかムズムズするような……。
光が収まったので、恐る恐る目を開くと、僕の横には僕の姿があった。
「これは一体どういうことでしょうか……?」
「石碑の力で僕たちは入れ替わっちゃったのかな……?」
僕たちはお互いの顔を見つめ合う。
鏡でもないのに目の前に自分の顔があるのは不思議な感覚だった。
「どうやら体だけが入れ替わったようですね。衣服を交換したのはこのためだったのでしょうか?」
「そうなのかも?」
体だけが入れ替わった結果、僕の目の前にいるセシリアは完璧にいつもの僕の姿になっていた。
ふと視線を下げると、修道服につつまれた二つの大きな膨らみがあるのが見え、セシリアになってしまったことを改めて実感させられる。
「なんというか、すごい光景ですね」
「うん、そうだね」
「私の姿になった勇者様というのもなかなか面白いですわ」
「面白がられても困るんだけど……」
こんなことになっても相変わらずマイペースな様子で微笑むセシリアに苦笑する。
こういうときに動じないところも魅力的だけど、ずっとこのままだと困るからもう少し危機感を持って欲しい。
「そういえば石碑の文字はどうなったんだろう」
石碑を見ると、先ほどとは違う文章が書かれていた。

『試練2.汝ら互いの体を自ら慰めよ』

「これどういうことでしょうか。慰めるとは何をすれば良いのでしょうか」
「ええっと、多分だけど、自慰をしろってことじゃないかな」
「自慰とはどのようなものですか?」
「自慰じゃ伝わらないかな。えっと、オナニーとかひとりエッチって言えば通じるかな?」
「すみません、勇者様、恥ずかしながらその言葉も存じ上げてません……。」
「そっか……。そっか……」
セシリアは世間知らずだから仕方ないよね。
うん、仕方ない。
仕方ないけど……どうしよう。
「あの、勇者様?」
「うん、何?」
「私はこういったことに疎いので、教えていただいてもよろしいでしょうか?」
「えっ!?僕が教えるの?」
「はい。勇者様はご存知なのでしょう。試練のためには自慰をしなければならないので、ぜひお願いします!」
(うーん、恥ずかしいけど試練クリアのためには仕方ないか……)
「うん、わかったよ」
「では、よろしくお願いいたします」
「じゃあ、簡単に説明するとね、自慰っていうのは自分の性器をさわって気持ち良くなることを言うんだよ」
「性器というと、その……股間のことでしょうか?」
「そうだね。セシリアは自分で触ったりしないの?」
「はい、したことありませんわ。なので、どうしたらよいかわからないのです」
「そうだよね」
「なので、まずは勇者様にお手本を見せていただければと思います」
「お手本って言われても……」
(まさかセシリアがここまで無垢な子だったなんて……。これは責任重大だぞ)
とはいえ、恥ずかしがっていても仕方がない。
覚悟を決めて説明を続ける。
「それじゃあ、まず僕がお手本を見せるからね。よく見ておいてね」
「はい!」
(と言っても、僕も女の子の体は初めてだし、うまくできるだろうか……。)
不安になりながらも、まずは服の上から自分の胸に触れる。
すると、想像していた以上に柔らかくて驚く。そして、同時に感じるくすぐったいような快感に戸惑ってしまう。
(これが女の子のおっぱいなんだ……。なんだか不思議だ)
服の上からゆっくりと揉んでみる。
指を動かすたびに、服の生地が乳首に擦れてピリピリとした刺激が生まれる。
「あぁっ♡」
初めての感覚に戸惑いつつも、僕は乳首をつまんだり、こすったりしてみた。
すると、服の上からでもわかるくらいにピンと勃起してしまった。
「セシリア、女の子の場合はまず乳首を気持ちよくするのが大事なんだ」
「そうなのですね。勉強になりますわ」
「うっ……」
真面目な顔で見つめてくるセシリアの瞳にドキッとする。
女の体になっているせいか、僕の顔のセシリアは少しだけかっこよく見えてしまってドキドキしてしまう。
「じゃあ続けるね」
「はい、お願いいたします」
僕は服の裾から手を入れると、直接胸に触れた。
「んぅ……」
直接触られると、さっきよりも強い刺激に襲われる。
思わず変な声が出てしまいそうになるのを我慢しながら、今度は胸全体を優しく撫でるように揉む。
すると次第に柔らかかった乳房は硬くなり、ツンと上を向いてきた。
「あっ……♡」
「勇者様、どうかなさいましたか?」
「はぁ、はぁ……。なんでもないよ。続けていくね」
「はい」
気づくと息が荒くなっていた。
セシリアに見られながらで緊張しているせいか、心臓が激しく鼓動を打っている。
胸を愛撫しながら、もう片方の手でスカートをめくっていく。
すると、ピンク色の可愛らしい下着に包まれた平らな股間が現れた。
そこは下着越しでも分かるほどに湿っていた。
「勇者様、もしかしておもらしを……」
「ち、ちがうよ。それはおしっこではなくて、女の子が興奮したときに出る分泌液だよ」
「なるほど……。つまり、勇者様は興奮なさっているということですね!」
「……うん、そういうことだね」
「勉強になりますわ!さあ、勇者様、続きをどうぞ」
セシリアはキラキラした目でこちらを見つめている。
その目には自分の体を触られていることによる不快感などは一切なく、ただただ興味津々という様子だった。
(セシリアは天然だから悪気はないだろうけど、すごく恥ずかしいな)
セシリアに見られていると思うと余計にドキドキしてきた。
しかし、ここで中断するわけにもいかないので、僕は再び股間に手を伸ばす。
すると、湿ったパンツの上をなぞった瞬間、ビクッと体が震えてしまうほどの衝撃を受けた。
まるで電気が走ったかのような快楽が全身に広がる。
「はうっ……♡」
「勇者様、大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫……。続けていくね」
心配そうに声をかけるセシリアに答えると、僕はさらに強く秘所を刺激した。
「あんっ……♡」
割れ目を上下になぞるたび、ビリっとした甘い電流が流れる。
その度に僕の口からは勝手に声が出て、腰が砕けそうになった。
男性の体では味わうことのできない強烈な感覚に頭がクラクラしてくる。
「はぁはぁ、そろそろショーツを下ろすよ」
「はい、勇者様」
ピンクのショーツを脱ぎ捨てると、セシリアの、そして、今は僕の体の性器が現れる。
僕より年上なのにセシリアのあそこには毛が生えておらず、無垢な子供のようだった。
(これがセシリアのおまんこ……。)
知識としては知っていたけど、初めて見るおまんこは想像していたよりも綺麗で、とても可愛らしいものだった。
そんな場所に指を這わせると、ぬるりとエッチな汁が絡みついてきた。
無垢なセシリアの体をエッチな愛液で濡らしていることに気づき、背徳的な気分になる。
(セシリアを汚しているみたいでなんだかゾクゾクするな……。いけないことをしているみたいで……。)
「私の性器はこんな形をしていたのですね……。勇者様、もっと近くで見せていただいてもいいですか?」
「う、うん」
セシリアは僕の股間に近づくと、まじまじと観察し始めた。
間近でじっくりと股間を見つめられ、恥ずかしさと興奮で呼吸が乱れる。
「なんだか不思議な感じです。自分の体のはずなのに、こうして見てるとなんだかドキドキしてしまいますわ」
「そ、そうなんだ」
セシリアは興味津々といった様子で僕の女性器を観察していた。
その表情は真剣なままだけど、頬は赤く染まっており、吐息は熱を帯びていた。その光景はとても淫靡で、見ているだけでどんどん体が火照ってくる。
(セシリアの視線が熱い……。セシリアが男の子みたいに興奮してる……。)
セシリアの視線に反応するように、僕のお腹の奥がキュンと疼き始めた。
無意識のうちに両足をモジモジと動かしてしまう。
「そろそろ続きをしてもいいかな……」
「は、はい、お願いいたします」
セシリアの声が上ずっている。
おそらく彼女も僕と同じように興奮してくれているのだろう。
(セシリアのこんな一面が見れるなんて思わなかったな)
そう思いながら、僕は右手の中指を膣内へと挿入する。
指先が温かい粘膜に包まれると、そこからは未知の快感が生まれた。
(これが女の子のおまんこの中……。あったかくてヌルヌルしてて……。)
その心地良い温もりを感じながら、ゆっくりと指を動かしていく。
すると、奥の方からじんわりとした甘美な刺激が生まれ、下腹部全体に広がっていった。
同時に、頭の中で何かが弾けるような感覚に襲われ、目の前がチカチカとする。
「あっ……♡あ……っ……♡」
あまりの気持ち良さに自然と声が出てしまった。
僕はそのまま夢中でおまんこを弄り続けた。
「勇者様、大丈夫ですか?」
「だ、だいじょうぶだか……あっ♡……んん……っ!」
突然襲ってきた大きな波に抗えず、思わず声を出してしまう。
「すごい……。勇者様の体、ビクビクしています」
その言葉に羞恥心が煽られ、一気に体温が上がる。
セシリアは僕の体に興味深々と言った様子で、顔を近づけてくる。
僕は必死に声を抑えようとするけれど、一度決壊してしまったダムは簡単には元に戻らない。
「やめ……んんっ……!みない……で……んんっ!」
「勇者様、気持ちいいんですね。よかったです」
セシリアは無邪気に微笑むと、さらに近づいてくる。
(だめだ……。このままじゃ、セシリアに見られながらイッちゃう……。)
そう思った瞬間、おなかの下の方がキュッとなり、次の瞬間には頭の中が真っ白になっていた。
「あああぁぁー!!!」
ビクンと大きく跳ね上がると、僕は盛大に潮を吹き出してしまった。
「あ、あ……」
生まれて初めての女の子としてのオーガズムを迎え、僕は放心状態になってしまう。
「はあ……はあ……」
(すごかった……。これが女の子の絶頂……。)
「勇者様……。これが自慰というものなんですね。ゴクリ。」
「う、うん、そうだよ」
女の子として初めての体験にボーッとしていると、セシリアが話しかけてきた。
その顔は興奮で紅潮しており、息遣いが荒くなっている。
「勇者様の自慰……すごく性的で素敵でしたわ。なんだか私までドキドキしてきて……。」
「セシリア……。」
セシリアはうっとりとした目でこちらを見つめている。
その瞳は情欲の色に染まっていた。
「勇者様、次は私が自慰をする番ですわよね」
「そ、そうだね……」
あの純粋無垢なセシリアがオナニーをすることを考えると、それだけでドキドキしてしまう。
「あの……。その前に勇者様に一つだけ確認したいことがあるのです」
「なにかな?僕にできることならなんでも言って欲しい」
「ありがとうございます。あの……、その……、先程からずっと気になっているのですけど……」
セシリアは足をもじもじさせて、恥ずかしそうな表情を浮かべた。
「その、なんだか下半身が変な感じがするんです。何かが挟まっているというか……何かが締め付けられてるような……そんな感覚がするんです」
「あぁ、それはね。それは多分……おちんちんが大きくなったからだと思うよ」
「おちんちん……とは、何でしょうか?」
「えっとね。男性器のことだよ」
「だ、男性器!?」
セシリアの顔がボンッと赤くなる。
「うん。男の人は性的に興奮すると、男性器が大きくなるんだ」
「わ、私は性的に興奮などはしていないと……思うのですが……。」
セシリアは困惑した様子で言った。
どうやらセシリアは自分が性的な興奮を覚えていることに気づいていないようだ。
そんな純真なセシリアがこれから行うであろう行為に、期待が高まってしまう。
「セシリア、大丈夫だよ。それは男の子にとっては普通なことだから。それに自慰をすれば解決できると思うよ」
「そうなのですね、わかりました!自慰を行えばこの違和感は消えるということですね!では早速始めましょう!」
「うん、そうしよう」
「ところで勇者様、まずは何をすればよいのでしょう?」
「えっと、まずはズボンとパンツを脱ごっか」
「わかりました」
セシリアは言われた通りにズボンを脱ぐ。
「ひゃっ」
すると、おちんちんでテントみたいになったパンツが姿を現し、セシリアは小さく悲鳴を上げた。
「す、すみません勇者様。少し驚いてしまいまして……。これが男性器……なのですね」
セシリアは興味深そうにパンツ越しのおちんちんを眺めている。
「じゃあ、パンツも脱ごうか」
セシリアはこくりと首を縦に振るとパンツに手をかけ、スルリと下ろした。
すると、ぶるんっと勢いよく勃起したセシリアのおちんちんが露わになる。
セシリアはおちんちんを見て固まってしまった。
無理もない。
興奮で完璧に勃起したソレは、セシリアのおまんこと比べ、とても雄雄しくてグロテスクだった。
毎日見ていた僕ですら目を逸らしてしまいそうになるほどだ。
「ゆっゆゆ勇者様、ここここれは一体どういうことなのですか?前に偶然見てしまった勇者様のおちんちんは、こう小さくて可愛らしいものでしたわ。それがどうして……?」
セシリアは混乱しているようで、あわわと口をパクつかせながらおちんちんを凝視している。
「セシリア落ち着いて。大丈夫、僕も同じだったから」
「そ、そうなのですか……。男の方にとってはこれが正常なのですね。」
(まあ、セシリアじゃなくても女の人でも驚いちゃうよね……。)
「あの……。それで勇者様、自慰というのはどうやって始めるのでしょうか?」
(ついにこの時が来たか……。)
僕はごくりと唾を飲み込んだ後、「やり方を説明するね」と言って説明を始めた。
(まさかセシリアにオナニーのやり方、それも男の子のオナニーのやり方を教える日が来るなんて思わなかったな……。)
「セシリア、自慰はね、男性器を握って上下に擦ってあげれば良いんだよ」
「そ、そうなのですか……。これを握る……。どう握ればいいのでしょうか……。」
「じゃあ、僕がやって見せるね」
セシリアの後ろへ回り込み、そっとセシリアの下半身を覗き込む。
そこにはビンビンにいきり立ったおちんちんがあった。
女の子の体になっているせいか、いつもよりおちんちんが大きく見える気がする。
(僕のおちんちんってこんなに大きかったっけ……。それに見てるとお腹の奥がキュンキュンしてくる……。)
セシリアの下半身を見ていると、お腹の奥がキュンキュンしてきた。
その不思議な感覚に戸惑いながらも、なんとか平静を装い、セシリアの股間に手を伸ばす。
「あっ♡」
おちんちんに手が触れた瞬間、セシリアが小さな声を上げる。
僕は構わずにセシリアの男性器をいつものように握る。
(熱くて固くて大きい……。女の子から見たおちんちんってこんな感じなんだ。いつもより魅力的に見えるかも……?)
「勇者様……なんだかそわそわします……。これが気持ちいいということなのでしょうか……。」
「そうかもね。でも動かしたらもっと気持ちよくなるんだよ」
「動かす……?あっ♡」
僕はセシリアのおちんちんを握ったまま、ゆっくりと手を前後にスライドさせる。
「んん……、なにこれ……。気持ちいい……。んん……♡」
「どう?気持ちいいでしょ」
「はい……っ、気持ちいいです……っ。」
「じゃあ、今度は自分でやってみようか」
「は、はいっ!」
僕はおちんちんを離すと、ゆっくりとセシリアの手を取り、セシリアのおちんちんへと導く。
「こ、これでいいのですか?」
「うん、そのままゆっくり動かせば良いよ」
セシリアは恐る恐るという様子でゆっくりと手を動かす。
「んっ……、はぁっ……」
セシリアは甘い吐息を漏らしながら、夢中で自分のモノをしごいている。
最初はおっかなびっくりといった様子だったが、徐々にコツを掴んだのか、だんだんと大胆になってきた。
その様子はオナニーを覚えたての自分を見ているようで、なんだかもどかしい気持ちになってくる。
それにあの純粋無垢なセシリアが男の子になっておちんちんをしごいていると考えると、背徳的でドキドキしてしまう。
そんなセシリアの様子を見ていると自然と僕の手が動き出した。
左手は乳首をいじりながら、右手はイッたばかりの割れ目を再び弄り始める。
(ああ……、セシリアがおちんちんオナニーしてるところを見ながら、セシリアのおまんこで僕がオナニーしちゃうんだ……!)
僕は無意識のうちにおちんちんの動きにあわせ、腰をヘコヘコさせながら、ジュボジュボとおまんこを掻き回していた。
(セシリアのおちんちん!セシリアのおちんちんが、僕のおまんこに入っちゃったらどうしよう。僕、男の子なのにおちんちんに夢中になっちゃってるかも)
一方のセシリアはおちんちんをしごくのに夢中で、こちらの様子には気づいていないようだ。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
セシリアは荒く息をしながら、一心不乱に男性器をしごき続けている。
その表情からは普段の清楚な雰囲気は消え去り、快楽に蕩けた雄の顔になっていた。
「はぁ……勇者様ぁ……。何か、何かがこみ上げてくるような……。」
セシリアは切なげな声で呟いた。
「大丈夫だよ。それは射精する前兆だから」
「しゃ、射精とは、何でしょうか?」
セシリアは驚いたように聞き返す。
「うん。一番気持ちよくなって、精液が飛び出ること。射精すれば試練クリアのはずだから頑張ろうね!」
「は、はい!ちょっと怖いですけど……がんばります!」
セシリアは顔を真っ赤にしながらも力強く返事をし、再びおちんちんをしごき始めた。
(あぁ……、あのセシリアが射精しちゃうんだ。せっかくなら僕も一緒にイキたいな……。)
セシリアがおちんちんを激しくしごき始める。
セシリアの呼吸がどんどん早くなり、限界が近づいているのがわかる。
セシリアと一緒にイクため、僕もおまんこをクチュクチュとかき混ぜる指を早める。
「んんっ!ゆう……しゃさま……私もう……もうダメッ…あっあぁっあー!!」
(僕も……っ、ぼくも……っ、あぁっ、だめぇっ!!)
次の瞬間、セシリアはビクンと大きく跳ね上がり、おちんちんの先端から勢いよく白濁した液体が飛び出した。
それと同時に僕も体を仰け反らせ、ガクンガクンと痙攣するように達してしまった。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」
セシリアは肩で息をしている。
セシリアのおちんちんを見ると、白いどろっとしたものが大量に溢れていた。
(セシリアの精液がこんなにたくさん……!)
その光景を見て、またお腹の奥がきゅっと疼く。
(今まで自分の精液なんて何とも思ってなかったはずなのに、セシリアの精液って思うと……すごくエッチに見えて……。)
セシリアはしばらく放心状態のままだったかと思うと、突然ハッとした顔になり、「ゆゆゆゆ勇者様!?」と言って慌てて駆け寄ってきた。
「勇者様、あの、私、お、おもらしをしてしまったのでしょうか!?それにこの白い液体は一体!?病や呪いにかかってしまったのでしょうか!」
セシリアは泣きそうな顔でオロオロとしている。
(そういえば初めて射精したときは僕もパニックになったなあ)
セシリアがあまりにも可愛くて思わず笑みが溢れる。
「大丈夫、病気とかじゃないよ。男の子が射精すると出てくるもので、特に害はないから安心して」
「そ、そうなのですか……。よかった……。」
セシリアはホッとして胸を撫で下ろした。
「あの勇者様、これで試練はクリアできたのでしょうか?」
「うん。きっとそのはず。」
「それでは勇者様、早速、石碑に祈りを捧げましょう!」
「でも、その前に少し身なりを整えよっか」
「そ、そうですね……」
セシリアは今の自分の姿に気づき、恥ずかしくなったようで、精液まみれのおちんちんを手で隠す。
僕たちは部屋に備え付けられていたタオルで汚れを拭き、浄化の魔法で服についた精液や愛液も綺麗にする。
「勇者様、これで準備完了ですね」
「うん。じゃあ行こうか」
セシリアと一緒に石碑の前に立ち、石碑の文字を読む。

『試練2を達成したことを確認した。
祈りを捧げよ。さすれば加護与えられん』

「じゃあセシリア、一緒に祈ろう」
「はい」
僕達はさっきと同じように二人並んで祈りを捧げる。
すると、石碑が強く光り出し、僕たちの体を包み込んだ。
更に頭がズキズキと痛みだす。
(この感覚、新しいスキルを覚えたときの何倍も痛い。でもそれだけじゃなくて、なんだか変な気分に……。)
「あ……あ……あ……」
隣からセシリアの苦しそうな声が聞こえるけど、僕もあまりの激痛にまともに言葉を発することすらできない。
(もう無理……。耐えられない……。)
僕はそのまま意識を失った。

目が覚めると先程と同じく石碑の前だった。
「勇者様、目覚めましたね。ご気分はいかがですか?」
とセシリアの声が聞こえてきた。
「うん。大丈夫。セシリアは?」
「ええ。私は平気ですわ。」
「そっか。よかった。」
セシリアの無事を確認すると、僕はほっと息をついた。
ただ、セシリアの体は相変わらず僕の体のままで、特に変化は見られない。
「それにしても、さっきの加護って何だったんだろうね。体は元に戻ってないし…?」
「それなのですが、これを見てください。『聖剣よ、勇者の祈りに応じ顕現せよ!』」
セシリアが詠唱を唱えると、セシリアの手に光の粒子が集まりだし、やがて一本の聖剣が現れた。
「えっ!?なんでセシリアが勇者のスキルを使えるの!?もしかして……、『ヒール』」
僕が本来使えないはずの『ヒール』を唱えてみると、手から温かい光が溢れ出た。
「やっぱり……!」
「どうやら、お互いのスキルが使えるようになったようです。それもスキルの使い方などそれに伴う知識も備わっているようですわ」
「なるほど。確かにスキル身につけていても、それに関する知識がないと使えないもんね」
「はい。そういうことです。なので、剣の嗜みが無い私でもこのように簡単に扱うことができます」
セシリアはそう言って、目の前で軽々と聖剣を振り回してみせる。
「すごいじゃないか。これでお互いのスキルを熟知したことになるから、戦闘で連携を取りやすくなるかもね。」
「あの、そのことなのですが。どうやら知識やスキルの習得ではなく、交換のようでして……」
セシリアが申し訳なさそうに言う。
言われてみると、普段どのように剣を振るっていたのか思い出そうとしても、おぼろげにしか思い出せなかった。
「確かに、そうみたいだね。でも、試練を進めていけば解決するんじゃないかな。絆を深めるための試練なんだし、きっとなんとかなるよ」
「そうですね、勇者様!あ、石碑の文字が光ってます」
「本当だ。なになに……?」

『試練3.汝ら互いに、互いの体を慰めよ』

「これって、またさっきみたいに自慰行為をしろってことなのかな?」
「いえ、さっきは『自らの体を慰めよ』でしたが、今回は『互いの体を慰めよ』です。つまり、勇者様と私がお互いに愛し合う必要があるということでしょう。」
「あ、愛し合うって、お互いの性器を触り合うことって、そういうふうに言うんだ」
こういうことに疎いはずのセシリアが僕の知らない表現を知っていて、ちょっとドキッとする。
「あっ、はい。それで勇者様にご提案なのですが、先程は勇者様が先にお手本を見せていただいたので、今回は私にお任せいただけませんか?」
「うーん……。わかった。セシリアに任せるよ」
「ありがとうございます。では、早速始めましょう。」
そう言って、セシリアは僕の手を引いてベッドへと連れていく。
(セシリアがこういうことに積極的なのって意外だなぁ。でも、なんか嬉しそうだしいっか)
セシリアに手を引かれながら、そんなことを考えていると、気づいたらベッドに仰向けに押し倒された。
「ふふっ、こうして見ると、私の体って小さくて可愛いですよね。」
「えっと、セシリアさん……?」
セシリアは僕の上に馬乗りになり、興奮した様子で話しかけてくる。
セシリアの顔は上気していて、目は潤んでいるように見えた。
「ごめんなさい。勇者様、もう我慢できませんわ。勇者様が可愛すぎて……!」
セシリアは僕に覆いかぶさると、首筋にキスをしてきた。
「ひゃっ!」
想定外の事態に驚いて変な声が出てしまう。
セシリアは構わず、ちゅっちゅーっと音を立てながら何度も吸い付いてくる。
セシリアの柔らかい唇と熱い吐息が触れてくすぐったい。
「勇者様ぁ……好き……好きですぅ……!」
耳元で囁かれる甘い言葉にドキドキしてしまう。
(キスって口にするだけじゃないんだ、知らなかった……。それにこんなに気持ちいいなんて知らなかったよ)
セシリアは僕の首から口を離すと、今度は頬にキスをした。
そして、そのまま顔中にキスを落としていき、最後に軽く口づけをして離れていった。
「勇者様、次はここを可愛がらせていただきますね」
「はぁ、はぁ、うん……」
キスで気持ちよくなって力が抜けきった僕は、されるがままに服を脱がされていく。
上半身裸になったところで、セシリアは両手を胸に這わせ始めた。
「ふふ、私のおっぱいってこんなに大きかったんですねぇ」
「ん……はずかしいよ……」
「それに乳首がこんなに勃起しちゃって、とてもエッチですわ」
セシリアは僕の両胸を揉みしだき、先端を指先で転がし始めた。
その手の動きは、まるでどう触られたら気持ちいいのか知っているかのようだった。
「あぁん!」
(セシリアの手の動き、気持ち良すぎ!自慰も知らなかったのに何でこんなに上手なの!?)
乳首や女性器をどういじればいいのかわからない僕と違って、セシリアの手の動きは的確だった。
セシリアは片方の手で僕の両方の乳房を優しく撫で回し、もう片方の指で乳首を摘んでコリコリと刺激してくる。
その絶妙な力加減に、思わず声が漏れ出てしまう。
「ああん、んんんっ!」
「ふふっ、勇者様のおっぱい柔らかくて素敵です。こんなに素敵だったら自分の体だったときにもっと触っておけばよかったですわね」
セシリアはクスッと笑いながら言った。
「ねえ勇者様、そろそろ下の方もかわいがってあげないと可哀想ですわね」
セシリアはそう言い終わると、スカートをめくり上げ、僕の股間に顔を近づけてきた。
「ちょ、セシリア何をするつもりなの!?」
「大丈夫ですわ。怖がらないでください」
セシリアは僕のショーツを脱がすと、両足を持ち上げて大きく広げさせてきた。
(恥ずかしすぎる!これじゃセシリアに僕の女性器が丸見えだよ……こんな格好させて、セシリアは僕に何をするつもりなの!?)
セシリアは僕の割れ目をじっと見つめた後、おもむろに舌を伸ばしてきた。
「えっ!?」
セシリアは僕の女性器の割れ目を舐めたり、穴の中に舌を差し込んできたりしている。
(嘘!?そんなおしっこが出るとこ舐めるなんてダメなことなのに、何でこんな気持ちいいの!?)
セシリアは僕の一番敏感な部分を探り当てると、そこを中心に執拗に攻め立ててきた。
「あぁん!そこはだめぇ!」
セシリアは僕の言葉を無視して、敏感な突起をチロチロと舐めては甘噛みしたり吸ったりを繰り返す。
セシリアは僕の反応を見て楽しむように、緩急をつけて責め続けた。
「あぁ、ああ、ああっ!」
あまりの快感に、僕は情けない声で喘ぐことしかできない。
(ああっ、もうダメ、気持ち良すぎて変になっちゃう!何か来ちゃう!!)
セシリアは僕の絶頂寸前の反応を感じ取ったらしく、敏感な突起を口に含み強く吸い上げた。
「あぁあぁあぁあぁぁ!!!」
次の瞬間、僕は全身がビクンと弓なりに痙攣し、頭の中が真っ白になるほどの強烈な快楽に襲われた。
女性器はヒクヒクと痙攣しながら、透明な液体を吹き出している。
(あぁ、僕セシリアの体でおもらししちゃってる……。でも、気持ち良すぎて全然止められないよぉ……。)
「ふふっ、たくさん出てますね、勇者様。そんなに気持ち良かったですか?」
「はぁ……はぁ……、う、うん……すごく……きもち……よかった……よ」
「それは嬉しいですわ。」
そう言って、セシリアは優しく僕の頭を撫でてくれた。
しばらくの間、僕はセシリアに撫でられながら余韻に浸っていた。
やがて、息も整ってきた頃、セシリアが口を開いた。
「では勇者様、次は勇者様の番ですわよ」
「ふぇっ?」
「試練の続きですわよ。今度は勇者様が私を気持ちよくする番ですわよ」
「そ、そうだったね。がんばるよ!」
そう言って意気込んだものの、どうすればいいのかわからなかった。
当たり前だけど、他の男の人の性器を触って気持ちよくしたことなんてなかった。
それなら、自分の男性器を触って自慰をする時みたいにと思ったけど、どうやって自慰をしていたのか思い出せない。
それどころか、男性器がどんな形だったかすらあやふやになっている気がした。
(どうして自分の男性器のことなのに思い出せないの!?もしかして……)
「勇者様もようやくお気づきになられましたか。実は私たちスキルの知識だけなく、性的な知識も交換してしまったようなのです」
「それってつまり……」
「ええ、私はこういう俗世間のことには詳しくありませんでしたので、今の勇者様は性知識ほぼゼロになってしまいましたわ。
それに比べ、勇者様はエッチなことに大変興味を持たれてたようで、私はエッチなことにとても詳しくなってしまいましたわ。」
「えぇー、僕ってそんなにエッチな子だったの?」
「ふふっ、はい。でも、そのおかげで勇者様を気持ちよくさせてあげられましたわ」
そう言われると、先程セシリアに気持ちよくしてもらったことを思い出してしまう。
(もしかして、僕の女性器を舐めてたのも僕の性知識にあったからなのかな?
ううっ、それなら確かにエッチな子と思われても仕方がないよね……)
そう考えると、なんだか急に恥ずかしくなってきた。
「恥ずかしがっている勇者様も可愛いのですが、そろそろ本題に戻らせていただいてもよろしいでしょうか?」
「あ、ごめんね。それで、どうしたらいいの?」
「はい。まずは勇者様の手で私のズボンを脱がしていただきたいです」
「うん、わかった」
セシリアはベッドに腰掛けていたので、僕はセシリアの前にひざまづいてベルトに手をかけた。
カチャリと音が鳴って、金具が外れる。
そのままチャックを下ろしていくと、飾り気の無い男物のパンツが露わになった。
僕の股間とは異なり、パンツの中心がテントみたいに盛り上がっている。
(これがセシリアの男性器……。ついさっきまで僕についてたはずなのに、どんな形か全然想像つかないや……)
僕がまじまじと見ていると、セシリアが声をかけてきた。
「ふふ、そんなに気になりますか?私のモノ」
「えっ!?いや、その……」
セシリアに見透かされたことが恥ずかしくて、顔から火が出そうなくらい熱くなった。
「そんなに気になるなら、勇者様の指で確かめてみて下さいな。ほら、ここですよ」
セシリアはそう言うと、僕の手を掴んで股間の膨らみへと導いた。
「あっ、すごい。男の人のって、こんなに熱くて硬いんだ……」
僕の手の中で脈打つソレはとても硬く、そして熱いものだった。
「ふふっ、つい数時間前まで勇者様もその男の人だったのに、今はすっかり女の子になってしまわれてますわね」
「そ、そうだね……」
そう言われてしまうと、自分が女の子になったことを意識してしまいお腹の下のあたりがキュンと疼くのを感じた。
(あれ、おかしいな。何で男性器を触ってるだけでこんなにドキドキしちゃうんだろう?)
「あら、どうされましたか勇者様?」
「な、なんでもないよ。それより、次はパンツを脱がせばいいんだよね」
僕は誤魔化すように早口で言った。
「はい、お願いしますわ」
僕は深呼吸して気持ちを落ち着かせると、ゆっくりとパンツを脱がせていった。
すると、その中から現れたのは、大きく反り返った肉棒だった。
(これがセシリアの男性器……。男の人ってこんな形してるんだ……。大きくてたくましいなぁ……。)
僕は無意識のうちに顔を近づけていて、「スンッ……」と匂いを嗅いでいた。
(汗臭い匂いがするのに嫌じゃない……。むしろ、ずっと嗅いでいられるかも……)
「ふふっ、勇者様。自分のおちんちんの匂いで興奮しちゃいましたか?」
「ふぇっ!?ち、違うよ!そんなんじゃないもん!」
慌てて否定したものの、セシリアはニヤッと笑っていた。
「ふふっ、大丈夫ですよ、勇者様。今の勇者様は男の子ではなく、女の人でいらっしゃいますものね。女の子がおちんちんに興奮するなんて普通ですわ」
「そ、そうなのかなぁ?」
正直よくわからないけど、そういうことにしておいたほうが心の平穏のために良い気がした。
「そういえば、さっきからセシリアって、男性器のことおちんちんって呼んでるけど、それって何か理由があるの?」
「ああ、それはですね、『おちんちん』って言ったほうがエッチな感じがするからですわ。勇者様もそう思いません?」
「えっと……確かにそうかも」
『男性器』だと教科書みたいな呼び方な気がするけど、おちんちんのほうはどこか卑猥な響きがした。
(でも、エッチな言葉を選んで使うなんて、セシリアが段々エッチな子になってる気が……)
僕がそんなことを考えていると、セシリアは再び口を開いた。
「それより勇者様、私のおちんちんへのご奉仕の続きをしていただけないでしょうか?私、もう我慢できませんわ」
セシリアは頬を赤らめながらそう言ってきた。
「う、うん。わかったけど、どうやってすればいいの?」
「はい。では、勇者様のお口で私のものをくわえてくださいな」
「えっ!?おちんちんをくわえるの!?」
(おちんちんって、多分、おしっこが出る穴のことだよね。それを口に含むのはちょっと抵抗が……)
「そうですよ。私も勇者様のおまんこを舐めたんですから、もちろん勇者様も私のおちんちんをなめていただけますよね♪」
「も、もちろんだよ。ただ、その、どうすればセシリアが気持ちよくなるかはわからないから、教えてくれるかな?」
「もちろんですわ!まずは勇者様は舌でおちんちんの先っぽ舐めてみてくれますか?」
「う、うん、やってみるよ」
僕はセシリアの指示に従い、恐る恐るおちんちんの先っちょを口に含んだ。
(うぅ、やっぱり変な味……。でも、セシリアのだからか全然嫌な気分にはならないや)
僕は勇気を出して、チロチロッとおしっこの穴らしきところを刺激してみた。
「んっ……」
セシリアが吐息を漏らす。
僕は反応があったことに嬉しくなって、さらにペロペロと舐めてみる。
「あっ、そこ気持ちいいですわ。もっと強く吸ってくださいな」
「こう?」
言われた通りに吸い付くと、セシリアはビクッと体を震わせた。
「そうですわ。ああんっ、勇者様、上手ですわね。とても気持ちいいですわ」
セシリアは気持ち良さそうに目を細める。
(よかった。僕でもセシリアを気持ちよくさせてあげられてるみたいだ)
そう思うとなんだか嬉しくなって、セシリアにもっとご奉仕したくなってきた。
「次は口全体で包むようにして、ゆっくり出し入れしながらしゃぶってみてもらえますか?」
「うん、わかった!」
今度は指示通り、口を開けて喉の奥まで飲み込むように男性器を包み込んだ。
(ああっ、おっきい。少し息苦しいけど、これならセシリアも気持ちいいよね)
僕はそのまま頭を前後に動かし始めた。
「ああっ、勇者様の口の中、とても暖かくて気持ちいいですわ!」
セシリアは僕の頭を掴むと激しく腰を振り出した。
(んぐっ……、苦し……い……、でも、セシリアが気持ちよさそうで嬉しいな……。それに、なんか頭がボーとしてきてなんだか幸せな気分になってきたよぉ……)
「はぁはぁ……、勇者様、すごくエッチな顔されてますわよ。そんなに気持ちいいですか?」
僕はセシリアの男性器を口から離さないようにしたまま首を縦に振った。
「ふふっ、可愛い勇者様。それなら、このまま出してあげますわね」
セシリアはそう言うと、僕の後頭部を掴んでさらに腰の動きを早めた。
「んぶっ、んぼっ、じゅぼっ、んっ、んっ……」
セシリアの男性器が激しく出入りし、僕の喉奥を刺激する。
そして―――
「ああっ、出ますわっ!全部飲んで下さいねっ!!」
どぴゅっ、びゅーっ!! 勢いよく熱い液体が飛び出してきた。
「うぷっ!?」
突然の出来事にびっくりする
(!?、なんだろうこの苦くてドロっとしたものは!?)
反射的におちんちんから口を離そうとするけど、セシリアが僕の頭をガッチリ掴んでいて離れられなかった。
僕はそのままゴクリと音を立てて、謎の液体を飲み込んでしまった。
(うえぇ、喉の奥に引っかかってるみたいで変な感じ……。でも、なんかセシリアのだと思うと不思議と嫌な気はしないな……)
「ふう……、勇者様のお口、最高に気持ち良かったですわ。それにしても、まさか私の精液を飲んじゃうなんて……。ふふふっ、勇者様は女の子の素質がありますわよ」
「そんなこと無いと思うけど……。」
(でも、セシリアの体になってから考えが女の子っぽくなった気がするから否定できない……)
「さておき、これで試練はクリアですわね。」
「そうだね。汁で体がベトベトだし、シャワー浴びてくるよ」
「ええ、そうしてくださいませ」
上も下も汁だらけでグチョグチョな僕は、部屋に備え付けのシャワールームへと向かった。
脱衣所で服を脱ぎ、鏡の前で自分の裸を見る。
そこには、大きなおっぱいと柔らかそうな太ももをした女の子の裸があった。
胸の膨らみの先端にはピンク色の突起があり、下半身はつるりとした無毛地帯が広がっている。
「やっぱり、セシリアの体は綺麗だな……」
入れ替わったばかりのときドキドキしながら見てたけど、今は見慣れてしまったのかそれほどドキドキしなかった。
男の体だったときは、偶然セシリアのパンツが見えただけで興奮してたのに不思議なものだ。
(それよりも、さっきおちんちんを見たときのほうがすごくドキドキしたかも)
ついさっき見たセシリアのおちんちんを思い出すと、お腹の下のあたりがキュンと疼いた。
僕はおもむろに手を伸ばし、指先でそっと割れ目に触れると、そこは熱くてヌルっとした液体で溢れかえっていた。
「すごい濡れちゃってる……。これもきれいにしないとだよね……」
僕は敏感な部分を傷つけないように、丁寧に割れ目の粘液をかき出していく。
しかし、少し触るたびに甘い痺れが全身を駆け巡り、割れ目から新たな蜜がこぼれ落ちてしまうのでキリがない。
(だめっ、こんなんじゃいつまで経っても終わらないのに……、手が止まらないよぉ……)
気づくと、体を洗うことではなく気持ちよくなることに必死になっていた。
「はぁはぁ、駄目、体を洗わないといけないのに、気持ち良いのやめられなぃよぉ……」
そう言いながらも手はどんどん動きが早くなり、ついには一番気持ちいい部分を擦っていた。
その瞬間、今までで一番の快感が襲ってくる。
「あっ、ここダメっ!何かきちゃう、ああっ!」
次の瞬間、目の前が真っ白になり、頭の中が快楽一色に染まっていく。
同時に股間からプシャーーと透明な液体が噴き出し、お風呂場の壁を汚す。
その衝撃に耐えきれず、膝から崩れ落ちた。
「はぁはぁ……、試練じゃないの自慰しちゃった……。これじゃ本当に変態さんだよ……」
体の火照りも収まり冷静になった僕は、ため息をつく。
「はぁ〜。早くシャワー浴びて戻らないと。セシリアが待ってる」
僕は急いで体を洗い流すと、服を着てセシリアの元に戻った。
「おかえりなさい勇者様。随分と私の体でお楽しみでしたわね」
セシリアはニヤッと笑いながら言った。
「ち、違っ、そんなつもりは無かったんだけど……」
「ふふっ、何の問題もありませんわよ、勇者様。その間に私も勇者様の体を堪能させていただきましたから」
「そ、そうなんだ……」
「それより勇者様、石碑の文字が光ってますわ。見に行きましょう。」
セシリアに連れられて石碑の前に行くと、そこには新しい文字が浮かんでいた。

『試練3を達成したことを確認した。
祈りを捧げよ。さすれば加護与えられん』

「試練達成のようですわね。さあ、一緒に祈りを捧げましょう」
「うん、わかった」
僕とセシリアは二人で祈るようなポーズをとった。
すると、再び石碑が強く光り出し、視界が真っ白になる。
「うっ、また頭に痛みが……!?」
さっきよりも強い痛みが頭を襲う。
セシリアも同じように痛んでいるようで、額を押さえてうずくまっている。
(さっきより激しい……。もうダメ、意識が保てない……)
僕はそのまま意識を手放した……。

***
(んっ……。あれ?ここは?)
僕は先程までとは違う、見覚えのない場所にいることに気づく。
(あれ、体が勝手に動く……。それにこの小さな手、子供の頃の夢なのかな……)
夢の中の僕は掃除をしているらしく、ほうきで庭を掃いたり、雑巾で床を拭いている。
「セシリア、いつもご苦労様」
不意に背後から声をかけられ振り向くと、そこには修道服に身を包んだ美しい女性が立っていた。
「おねえさま。これぐらい、聖女になるためには当然です!」
「ふふっ、そうね。じゃあ午後からの白魔術のお勉強もがんばりましょうね!」
「はい!よろしくお願いします!!」
(これって、小さな頃のセシリアの記憶だよね……?こんな昔のセシリアのこと知らないはずなのに、何で、夢に出てきてるんだろう……)
その後も、セシリアの夢は続いた……。
聖女のために頑張って勉強した記憶や、神からの神託を受け聖女になった時の記憶、初めて勇者様に会って一目惚れした記憶。
場面が跡切れ跡切れではあるが、十数年にも及ぶセシリアの一生を体験することになった。
そして、大好きな勇者様と試練の神殿に挑む時の記憶を最後に、セシリアの回想は終わりを迎えた。
(……。なんか凄い長い時間見ていた気がする。でもこれでようやく夢から覚めるかな……)
そう思った瞬間、景色が歪みだし僕は目を閉じた――。
***
「……様、起きて下さいまし!」
「う、う~ん」
僕は勇者様の声を聞き、ゆっくりとまぶたを開いた。
「大丈夫ですか?」
「は、はい、なんとか大丈夫ですわ、勇者様……。でも、まだ頭がぼーとしてまして……」
そう言うと、目の前の勇者様は驚いた表情でこちらを見つめてくる。
「どうしましたか……?」
「あの、勇者様のしゃべり方が私そっくりになっていますわよ?」
「えっ?」
そこで、今まで自分がセシリアのつもりで喋っていたことに気づき、顔を赤く染める。
「あぅ……、すみません……。じゃなくて、ごめん、セシリア。」
「いえ、構いませんわ。」
(さっきまでずっと、夢の中でセシリアとして過ごしたせいか、自然と女の子の話し方が出ちゃったな……
僕は勇者、僕は勇者……。よし、大丈夫、意識して話せばちゃんと話せる!)
そう自分に言い聞かせると、改めてセシリアに向き直る。
僕の体のセシリアは、まだ子供っぽさを残しながらも男のたくましさを秘めていて、思わずドキッとしてしまう。
(あれ、僕の体ってこんなに格好良かったっけ……。)
今まで全然気づかなかったけど、よく見ると顔立ちは整っているし、体つきは引き締まってる。
まさに僕の理想のイケメンって感じで、ついつい見惚れてしまう。
(って、何で僕、自分の体に見惚れちゃってるんだよ!?しっかりしろ、あれは自分の体。僕はセシリアじゃなくて勇者だ)
「勇者様、そんな顔で私の体を見つめられると、私まで変な気分になっちゃいますわよ」
「えっと、これはその……、なんていうか……」
「ふふっ、冗談ですわよ。それより、その様子からして勇者様も私の昔の夢を見られたんですね」
「うん、ってことは、セシリアも僕の昔のことを見ちゃったんだ……?」
「ええ。勇者様の過去はとても興味深かったですわよ。特に隣のお姉ちゃんに初恋してた時のこととか。ふふっ」
「なっ!?恥ずかしいからそれ以上は言わないでよ……」
僕は赤面しながらセシリアの言葉を否定する。
(うう、恥ずかしい……。セシリアに初恋の人を知られちゃうなんて……。あれ、でも、僕の初恋の人って誰だっけ……?)
頭にモヤがかかったように思考が鈍くなり、初恋の人の名前も顔も思い出せない。
それどころか、村にいた頃のことや家族のこともぼんやりとしか思い出せなくなっていた。
(やっぱり、さっきの夢のせいかな……。セシリアのいた教会とかシスターのことならはっきり思い出せるのに、自分のことは思い出せない……
試練をクリアして、元の体に戻らないと、完全にセシリアになっちゃうのかも!?)
不安に駆られながら、セシリアの顔を見ると彼女は穏やかな笑みを浮かべていた。
「心配なさらないでくださいませ。きっと元に戻れますわ。石碑の文字が光ってますし、見に行きましょう」
「そうだね!」
セシリアに手を引かれ、石碑の前に向かう。
そこには、新たな文字が浮かんでいて、最後の試練が記されていた。

『最終試練.汝ら互いに交わりて、愛を確かめよ』

「これってどういう意味だろう……。セシリアはわかる?」
「ええっと、つまり、私と勇者様で性行為をしてお互いを愛しているということを確認すればいいのですわ」
「せいこうい……?あい……?」
聞き慣れない言葉に首を傾げる。
「ふふっ、簡単に言うと、私と勇者様で子作りをするということですわ」
「こづくり……」
「そうですわ。」
セシリアは妖艶な微笑みを浮かべながら言った。
その表情を見た瞬間、妊娠してお腹が大きくなった自分の姿を想像してしまい、お腹の下あたりがきゅんとなり、胸の奥が熱くなるのを感じた。
「で、でも、子作りって、僕が妊娠しちゃったら冒険続けられなくなっちゃうし……」
「安心してくださいませ。子作りをしたら必ず子を授かるというわけではありませんし、避妊魔法を使えば確実に妊娠を防げますわ。」
使い道は知らなかったけど、セシリアが習得してくれていたおかげで僕も使える。
「避妊魔法ってそういう魔法なんだ。あれ、でも、子供ができないのになんで、なんで子作りをするんだろう……?」
「ふふっ、勇者様は純真で可愛らしいですね。子作りとは子供を作らずともする意味があるんですよ。そう、例えば、お互いの愛を確かめるため、とかね……」
「あ、愛を確かめるために……」
セシリアは僕を抱きしめながら耳元で囁く。
「ねぇ勇者様も私のこと愛してくださるでしょう?私は勇者様のことを心から慕っておりますのよ……」
セシリアの甘い吐息が耳に吹きかかり、背筋がゾクッとする。
「うん……、僕もセシリアのことが大好きだよ……」
「嬉しいですわ。では、早速始めましょう、子作りを!」
「うん。で、結局、子作りって何をすれば良いのかな?」
「そうですね。途中までは先程と同じくお互いの体を慰め合い、気分を高めます」
「うん」
「そして、お互いに気持ちが高まったところで、私のおちんちんを勇者様のおまんこに挿入します」
「お、おちんちんが僕の中に……!?」
(おまんこって、女性器のことだよね……。ウソっ、あんな小さい穴に、あんな大きいおちんちんが入るの!?)
セシリアの股間に視線を向けると、ズボン越しでもはっきりと分かるほど大きくなっている。
アレが僕の中に入ることを想像してしまい、ごくりと生唾を飲み込む。
(指だけでもあんなに窮屈で気持ちよかったのに、おちんちんなんか入れたら絶対におかしくなっちゃう……)
「勇者様、緊張していらっしゃいますか?それとも……、期待しちゃってます?お顔が真っ赤になっていらっしゃいますわよ?」
セシリアは意地悪な笑顔を浮かべながら言う。
セシリアの指摘通り、僕のおまんこはキュンと疼き、太ももには透明な液体が流れ落ちていた。
僕は慌ててスカートで足を拭く。
(これって、僕のおまたから出てきたの……?もしかして、僕の体はもう……)
「勇者様のお体は正直ですわね。早く私に抱かれたくて仕方がないみたいですわ」
「う……、うん……。」
僕は小さくうなずく。
「ふふっ、じゃあ、ベッドに向かいましょうか」
「わかった……。」
セシリアに促され、僕は部屋の中央にある大きな天蓋付きのベッドへと向かう。
そして二人でベッドの上に座り、向かい合う。
(セシリアの顔が近い……。それにすごくドキドキする……。本当にこれからセシリアと子作りをするんだ……。ああっ♡)
セシリアと目が合った瞬間、セシリアが僕の唇を奪った。
セシリアの舌が口内に侵入してきて、僕の歯茎や頬の内側を舐め回す。
(んっ……、だめぇ……、セシリアの唾液が僕の中に入ってくる……。体が熱くて、力が入らない……)
力が抜けて倒れてしまわないように、僕はセシリアの背中に腕を回し、ぎゅっと抱きつく。
するとセシリアはより一層激しく、貪るように舌を動かしてくる。
(んっ……、セシリアと深く繋がってる感じがして、凄い幸せな気分……。もっとして欲しい……)
しばらく濃厚な接吻が続き、僕の頭はボーっとしてきた。
そこでようやくセシリアは僕の口から自分の口を離した。
二人の間を銀色の糸が伝い、切れる。
「勇者様、すっかり出来上がってしまいましたわね。」
「はぁ……、はぁ……、うん……。」
「ふふっ、可愛いですわよ勇者様」
セシリアは僕の頭を優しく撫でてくれる。
「じゃあそろそろ本番を始めましょうか」
そう言って、セシリアは僕の服を脱がし始める。
キスでふにゃふにゃになった僕は抵抗できず、されるがままになる。
「ふふっ、勇者様ったら、そんなに蕩けた表情をされて……。とても素敵ですわ」
セシリアは僕のブラジャーを外し、おっぱいを揉みしだき始める。
「あんっ……、だめっ……」
「勇者様のここも固くなってるじゃないですか。ほら、こんなにコリコリしてる……」
「やんっ……、そこは、あぁん……」
乳首を強くつままれ、腰がビクンと跳ねる。
「勇者様の乳首こんなにきれいなのに感度も抜群で素敵ですわ……」
セシリアは楽しそうに言いながら、今度は僕の胸に吸い付いてきた。
ちゅぱっ、れろっ……、じゅるっ……!
音を立てながら強く吸われ、時折甘噛みされる。
その度に僕の体に電流が流れたような快感が走り抜ける。
「ああ……、んっ……、そこぉ……、ダメェ……」
「ふふっ、勇者様ったら感じやすいんですね。じゃあ次はこちらの方を可愛がってあげないと」
そう言うと、セシリアはスカートに手をかけ、一気に脱がす。
僕のパンツはすでにぐしょ濡れになっていて、クロッチ部分に染みができていた。
セシリアはパンツを脱がすと、僕の両膝の裏を持ち上げ、そのまま左右に開いた。
僕の恥ずかしいところがセシリアの目の前に晒される。
「きゃっ!?恥ずかしい……。見ないで……」
(うう……、セシリアに女性器の割れ目の中まで見られてる……。恥ずかしい……。)
「ふふっ、綺麗なピンク色でヒクついてますわよ。勇者様ったら、とっても興奮してらっしゃるんですのね……」
セシリアの言う通り、僕のおまんこからは大量の愛液が溢れ出していた。
「すごい量ですね。これだけ濡らしてたら大丈夫そうですね」
「はぁはぁ、大丈夫って……?ひゃん!?」
突然、セシリアが僕の中に指を入れてきた。
「ふふっ、勇者様の中あったかいですわ。それにヌルヌルしてて締め付けてくる……」
「はぁはぁ……、セシリア……?」
「今からここに私のおちんちんを入れるんですよ。だから、慣らさないと」
「ふぇ……、僕の中におちんちん入れるの……?むりぃ……」
「ふふっ、怖がっている勇者様も可愛いですわ。でもご安心ください。すぐに何も考えられなくなりますから」
セシリアはそう言うと、指を二本に増やした。
「勇者様のおまんこトロトロで温かいですわ。私のおちんちんを欲しがってキュウキュウ締め付けてきますよ」
「はぁん……、んんっ……、んぅ……。」
「ふふっ、準備はもう良さそうですね。」
セシリアがそう言うと、僕の中からゆっくりと指を引き抜いていく。
ぬぽっ、卑猥な音が部屋に響き渡る。
そして、セシリアは自分のズボンを下ろし、下着を下ろす。
セシリアのペニスは大きく反り立っていて、先端がお腹につくほどになっていた。
「勇者様、見てください。これが私のおちんちんですよ。このおちんちんが、今から勇者様のおまんこに入るんですよ」
そう言って、セシリアは僕の顔の前に自分のモノを持ってくる。
「はぁ…はぁ…、大きい……ごくり」
セシリアのおちんちんを見て、思わず生唾を飲み込む。
それは今まで見たことがないくらい力強く勃起しており、血管が浮き出ている。
そして、そこから発せられる雄の臭いを嗅いでいるだけで、おまんこの奥がきゅんと疼く。
「勇者様、わかりますか?私のおちんちんが欲しいっておまんこがパクパク動いてますよ。」
「ひゃい……♡おまんこきゅんきゅんしゅるの……♡」
「あらあら、完全に女の子になってますわね、勇者様。お望み通り入れて差し上げますわ」
セシリアはそう言うと、僕の両足を掴んで開き、その間に自分の体を入れて、おちんちんの先端を入り口にあてがう。
そして、ゆっくり体重をかけて挿入していく。
「ああっ……、入ってくる……♡」
おちんちんが少しずつ膣内に入っていくにつれ、怪感とともにピリリとした痛みが走る。
(痛いけど、気持ちいい……。セシリアと一つになれて嬉しい……)
そう思っていたところ、ブチッという鈍い音と共に突然激痛が走る。
「いっ……、いったーい!」)
あまりの痛さに目に涙を浮かべてしまう。
何が起きたのかと思い、下を見ると、僕の股間から赤い血が流れ出し、シーツに垂れている。
「ふぇっ、血……?えっ?なんで?」
「大丈夫ですわ、勇者様。それは処女膜が破れて流れた血、勇者様が大人の女性になった証拠ですわ」
「僕が大人の女性になった証拠……。」
そう言われてみると、なんだか胸の奥からじんわりと暖かい気持ちが広がってきて、幸せな気分になってくる。
「それにすぐに気持ちよくなって、痛みなんて忘れてしまいますわよ。私に任せて下さい」
セシリアはそう言うと、再び僕の中におちんちんを押し込んでいく。
「ううっ……、あぁっ……、あぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「勇者様、もう少しですわ。頑張りましょう」
セシリアは優しく僕の頭を撫でながら、腰を進めていく。
そしてついに、セシリアは根元まで僕の中に収まった。
「ふふっ、全部入りましたわ。勇者様の中温かくてきつく締まって最高ですわ」
セシリアは満足げな笑みを浮かべながら言った。
(セシリアの大きくて太いのが僕の中に……。苦しいはずなのに、全然嫌じゃない……。むしろ幸せ……。)
「ああっ……♡セシリアのおっきなおちんちんが僕の中で脈打ってる……。熱い……」
セシリアのモノが入っている部分が熱を帯び、ジンジンと痺れるような感覚に襲われる。
「勇者様、動きますわよ。しっかり受け止めてくださいね」
そう言って、セシリアは腰を動かし始めた。
ゆっくりとおちんちんが引き抜かれていく。
おちんちんの先の一番大きな部分がおまんこの中の壁を引っかけるたび、ゾクゾクした快感が襲ってくる。
そして、抜け切る直前で止まり、一気にオマンコの最奥まで突き上げられる。
「あああんっ!!これぇ……、しゅごい……♡」
おまんこの奥を突かれるたびに、頭が真っ白になるほどの快感が全身を駆け巡る。
「あぁっ……、んっ……、はぁはぁ……、ああんっ……!あぁん……♡」
「ふふっ、勇者様ったら可愛い声出して感じちゃって。そんなにおちんちんが気に入ってもらえましたか」
「うんっ……、セシリアのおちんちん凄いのぉ……!もっとして欲しい……、はぁはぁ……。」
「ふふっ、素直でよろしいですわ。じゃあ、今度はこうやって……」
セシリアは一旦引き抜いたおちんちんを、オマンコの奥まで押し込み、そこで小刻みに動かし始めた。
「あぁっ……、おまんこの奥はだめっ……、おかしくなる……、ああんっ!!」
「ふふっ、勇者様、今トントンしてるのが子宮口、赤ちゃんの部屋の入り口ですよ。」
「あっ赤ちゃんのお部屋!?」
「そうですわ。ここに精液を注ぎ込んであげると、妊娠するんですのよ」
「にんしん……?セシリアとの赤ちゃんできちゃうの……?んっ……、あぁん……」
セシリアの言葉を聞いているうちに、どんどんお腹の奥が切なくなってくる。
まるでセシリアの子供を孕みたいと言わんばかりに、子宮が激しく収縮を繰り返す。
(あぁっ……、だめっ……、僕、男の子なのに、セシリアとの子供ほしいって思っちゃってる……!セシリアの精液欲しいって体が求めてる……!)
「セシリア……、お願い。僕の中にいっぱいだして……」
「勇者様ったら、すっかり女の子になられてしまったようですね。可愛らしい勇者様を見てると、私も勇者様を孕ませたくなってきますわ。」
セシリアのピストン運動がより激しくなり、パンッ!パチュンッ!という肉同士がぶつかり合う音が響く。
その度に、結合部からおまんこから流れ出した汁が飛び散る。
セシリアのおちんちんが出入りしている僕のおまんこは、ヒクヒク痙攣しっぱなしになっている。
「ああぁっ……、セシリア……、僕もうダメ……」
「はぁはぁ……、私もそろそろ限界ですわ。一緒にイキましょう」
セシリアはさらに強く速くおちんちんを出し入れしてくる。
それに合わせるように僕も大きく腰を振り、お互いラストスパートをかける。
「勇者様、中に出しますよ。しっかり受け止めてくださいね」
「はぁはぁ……、セシリア……、ちょうだい。僕の中にセシリアの濃いせーしたくさん注いで……!」
セシリアのおちんちんがさらに膨らんだかと思うと、次の瞬間、おまんこの中で熱いものが弾けた。
ドクンドクンとおちんちんが脈打ち、大量の精液が勢いよく吐き出され、子宮口に直接流し込まれる。
それと同時に僕も絶頂を迎え、頭の中が真っ白になり、目の前がチカチカする。
「あぁっ……、出てる……。セシリアの精液で満たされてく……、んっ……、あぁっ……♡」
僕のおまんこはセシリアのおちんちんから放たれた精子を一滴残らず搾り取ろうと、きゅっと締め付ける。
セシリアのおちんちんから出てくる白い液体を子宮内に取り込む度、幸福感に包まれ、心と体が満ち足りていく。
(あぁっ……、幸せ……。セシリアの精液が僕の子宮を満たしていってる……。)
「はぁはぁ……。ふふっ、勇者様のおまんこ、私のおちんちんから出る精子を美味しそうに飲んでくれてますわ」
セシリアは射精しながら腰をグリグリ押し付け、子宮口におちんちんの先っぽを押し付けて、最後の一滴まで絞り出そうとしている。
「はぁはぁ……、んっ……、あぁっ……♡」
セシリアが腰を動かすたびに、ビクビクと身体が跳ね、口から甘い吐息が漏れる。
長い長い射精が終わると、おちんちんがズルリと引き抜かれた。
セシリアのモノが抜かれた僕のおまんこは名残惜しそうにパクパクと開閉を繰り返している。
「んんっ……♡」
セシリアのモノが抜けた後も、おまんこがひくつくのが気持ちよくて、つい声が出てしまう。
「勇者様、お疲れ様でした。気持ちよかったですか?」
「うん……、気持ち良かった……、セシリアありがとう」
僕はセシリアの顔を見て微笑む。
「勇者様に喜んでいただけたようで何よりですわ。それにしても、避妊魔法を使わずこんなに出してしまって……。ふふっ、勇者様には責任をとっていただかないといけませんね」
セシリアはそう言いながら、僕の顔を見つめてくる。
「うん……。セシリアの赤ちゃんなら産んでもいいかな……?」
「ふふっ、勇者様のお嫁さんにしていただきたいと前々から思っていたのですが……。くすっ、そうですわね、勇者様は女の子のほうがお似合いですし、勇者様がお嫁さんの方がいいですわよね。」
「えっ?あっ……、うぅ……。」
セシリアにそう言われて、自分がとんでもないことを言ってしまったことに気が付き、顔が赤くなる。
「ふふっ、勇者様ったら照れちゃって可愛いですわ。」
セシリアはそう言うと僕の頭を撫でてきた。
セシリアの手の温もりを感じるとなんだか安心できて気持ちよくなってきた。
そしてそのまま眠りに落ちていったのだった。

その後、目を覚ました僕らは身なりを整え、石碑の前に立っていた。
「これで無事に試練を乗り越えることができましたわね。勇者様、本当におめでとうございます」
「う、うん。ありがとうセシリア」
「これで、元の体に戻れるはずですわね」
「うん、そうだね……」
セシリアに言われ、少し複雑な気持ちになる。
(元の体に戻ったら、セシリアに抱いてもらうことも、おまんこで気持ちよくしてもらうことも出来なくなるんだよね……
ううん、僕は男の子なんだから、そんなこと考えちゃいけない!)
「それでは勇者様、一緒に祈りを捧げましょう」
「うん」
僕達は石碑の前で手を合わせ、祈りを捧げる。
すると石碑が光だし、部屋いっぱいに光の粒子が広がる。
その光の粒子は集まりだし、人型を形成していき一人の女性の姿となった。
その女性の背中には純白の翼が生えており、頭上には金色の輪っかが浮いていた。
彼女は神々しさを感じさせるような笑みを浮かべながら、僕達に向かって語りかけてきた。
「おめでとうございます、試練を通じてあなた方は心身ともに成長し、真の絆を手に入れることができました。
そこで、あなた達に最後の加護を与えたいと思うのですが、あなた達には2つの選択肢があります。
元の体に戻るか、それとも、元の体に戻らず体を交換したままとするかです。
いずれの場合でも、お互いの知識や経験が理解できるよう取り計らうつもりですので、どちらを選んでいただいても問題ありません。
さあ、どちらを選ばれますか?」
天使様は優しい口調で僕たちに問いかけてきた。
突然のことで戸惑ってしまう。
「私は、勇者様が決めた選択に従おうと思いますわ」
セシリアはそう言って僕に視線を送ってきた。
(どうしよう……。元の体に戻るべきなんだろうけど……。でも、僕は……)
「ぼ、僕は……」
僕の出した答えは―――。
「このままの体を選びます!」
僕はこのままの体でいることを選んだ。
勇者の使命を放棄するのは良くないと思ったけど、この体でセシリアに抱かれる快感を手放すことはできなかった。
それになにより、セシリアの子供を孕んで、セシリアの子供を産みたいと本能的に思ってしまったのだ。
「ごめん、セシリア。勇者の使命を押し付けることになっちゃって」
「いえ、勇者様が謝る必要なんてないですよ。勇者様の選んだ道に従うのが私の望みですから。」
セシリアは笑顔でそう言った後、真剣な表情になって天使様に向き直った。
「私達の選択は決まりました」
「分かりました。それでは、これより二人には最後の加護を与えたいと思います。
これにより、元の体の記憶が読み取れるようになるので、これでお互いがお互いのことを理解できるようになるはずです。
それでは、いきますね。」
そう天使様が言うと、僕達の体が輝きだし、体が入れ替わった時のように意識が遠のき始めた。
「勇者と聖女に祝福を……」
薄れゆく意識の中、最後に聞こえたのはそんな言葉だった。

目が覚めると、そこは試練の神殿の入口の前だった。
天使様の最後の加護のおかげで僕の昔のことや、僕のスキルに関することも思い出せるようになっていた。
ただ、僕の家族のことを思い浮かべても、勇者様の家族としか思えなくなっていて、僕は勇者ではなく、聖女セシリアになってしまったのだと実感した。
セシリアの方を見ると、彼女もちょうど目覚めたところのようだ。
「おはようございます、勇者様」
「うん、おはようセシリア」
セシリアの、元僕の笑顔を見ただけで胸がドキドキする。
「やっぱりごめんね、僕の都合だけで体を交換しちゃって」
「気にしないでください。私も可愛い勇者様の方が好きですから。それに……」
セシリアはそう言うと、僕をぎゅっと抱きよせ耳元で囁く。
「私も勇者様との赤ちゃんが欲しいですし。ふふっ」
「セシリア……。うん、僕も欲しいかな……」
「もうっ、可愛すぎますよ勇者様」
そう言って、セシリアは僕にキスをした。


「それにしても、これからいそがしくなりますわね。予言によれば魔王復活は半年後ですから、復活したらすぐに倒さないと間に合いませんわね」
「間に合わないって、どういうこと?」
「ふふっ……。それはもちろん、勇者様の出産ですわよ」
「えっ?しゅっ出産!?」
「今日の子作りで授かったとすると、魔王復活の頃にはお腹が大きくなっていると思うので、勇者様の体のことも考えて魔王は迅速に討伐しないといけませんわね」
「そっか……ってちょっと待って!僕、まだ妊娠したとは限らないんじゃ……」
「ふふっ、元女の勘ですわ。さあ、勇者様、魔王討伐のための修行を始めますわよ!」
「おっ、おおー!」
こうして、僕たちは新たな一歩を踏み出したのであった。

その後、魔王の最速討伐や、勇者と聖女のできちゃった婚、赤ちゃん随伴の凱旋パレードで僕たちは有名になるのだけど、それはまた別のお話。

あとがき
TSFで無知になるシチュ良いと思います

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